日常生活を送っていると、
「あ、そういえば、あれやらなきゃ……」
などとふと感じることがあるものです。
それは些細なメール一本を送ることかもしれませんし、
役所にちょっとした書類を提出しなければいけないということかもしれませんし、
ちょっとした仕事上の記録をどこかに書き留めておかなければいけないということかもしれませんし、
日常生活に必要な日用品を購入しなければいけないということかもしれません。
しかし、そのように
ふわっと思い出したタスク
があっても、
「後でいいかな……」
と考えてしまい、
「明日やろう」
と考えていつの間にかそのままになっていることはないでしょうか?
特に、
ふと、思い出すタイプの用事
というのは、緊急性が高くないことが多いです。
緊急性が高くないということは、放っておいても誰かにすぐに怒られることもないですし、すぐに何らかの問題が顕在化してくることも少ないということでもあります。
したがって、
「あれ、どうなったの?」
などと言ってくれる上司なども存在しないため、
「明日やろう」
と考えていると、
その明日が実際に訪れた際には、すっかり忘れられていたりするものです。
色んな事情で今日の自分では取り組めない、
したがって、明日の自分に頼る
ということになりがちなのですが、
そうやって、なんでもかんでも明日の自分や未来の自分に負債を押し付けると、彼らも困ることになります。
あなたが何かに追い詰められているときというのは、過去のあなたから現在のあなたへ押し付けられた大量の負債を解消できない状態であることが多いです。
自分のせいで未来の自分が負担を感じる可能性があるのです。
明日の自分を赤の他人だと考えてみると、かなりまずいことをしているということが感覚的にわかると思います。
なんとなく、未来の自分に負債を押し付けてしまうのが癖になってしまっている人は、
「明日の自分に頼らない」というスローガン
を掲げてみるのも良いでしょう。
「明日の自分に頼らない」
という言葉が脳内にあると、
「今からやるのはちょっとめんどくさいな……」
という気持ちが湧き上がってきても、
「明日の自分に頼らない」
という言葉によって踏みとどまることができることもあります。
未来の自分が負担に苦しむのはかわいそう、
そういった捉え方ができるようになると、このあたりの姿勢は少しずつ変わってくると思います。