何かに挑戦しようとする人がぶつかってしまう壁が、
「こんなに頑張っているのに全然結果が出ない!」
という状況です。
何かに挑戦したことがある人ならば一度はぶつかったことのある壁だと思われます。
一度もぶつかったことがないという人はおそらく「自分でも容易に達成できそうな目標」しか立てない人だと思われます。
このような壁は、
受験勉強
などで最初にぶつかった経験がある人が多いかもしれません。
例えば、志望校として難関大学を志望していたが、なかなか模試で良い結果が出ない……
そんな状況が続けば、
「こんなに頑張って勉強しているのに何故?どうして?」
と叫びたくなることでしょう。
そして、頭の片隅で、
「これ以上頑張っても無駄なのでは?」
「これ以上勉強しても意味がないのでは?」
と考え始めます。
この状況が続くと、
「もう志望校を下げた方がいいのではないか?」
などと考え始めて、実際の受験の前に志望校を下げる人も出てきます。
いくら頑張っても目標を達成できそうにないから、自分でも達成できそうなところまで目標を下げたくなってしまうのですね。
そうすれば、高い目標に対して無謀にも突っ込んで玉砕するといった精神的ダメージを受ける可能性が減るためでしょう。
しかし、志望校を下げたところで、目標を下げてみたところで、その人の実力が客観的にみて変わるわけではありません。
確かに、精神的ダメージを減らせる可能性が高まるとはいえるかもしれませんが、逆に言えば、その程度の効用しかないのですね。
結果が出ずに辛い時期に目標を下げない人が最終的には成功するので、
どんなに結果が出なくとも、努力は続けることが重要になってきます。
ほとんどの人は、努力を続ければ続けるほどトントン拍子に上手くいくことを期待してしまうものですが、
実際には、トントン拍子に上手くいかなかったからこそ、後で幸運が巡ってくることもあるのです。
むしろ、上手くいかなかった時期にこそ頑張れることによって、後から想像以上の成果が巡ってくることもあるでしょう。
金融商品への投資などは、みんなが心折れた時にこそ立ち向かえるか否かによってパフォーマンスが変わり得る場面もあります。
「結果が出ずに辛い時期に目標を下げない人が成功する」
辛い時には、このことを思い出せるかどうかが、長い目で見て勝敗を決することでしょう。