世の中には色々な人がいますが、
いわゆる仕事ができる人の特徴として、
とにかく、その仕事に取り組むのが早い
という特徴があります。
取り敢えず、ざっくりでもいいので、このような人たちは早く資料などを一通り目を通しておくことで、おおよその筋や方針のようなものを決めるのですね。
もちろん、少しぐらい仕事に取り組むのが遅くなったからと言って、このような筋や方針が間違ってしまうといったことは少ないでしょう。
しかし、筋や方針だけが決まったとしても実際にはこまごまとした作業を行うことも多いため、
その作業を行うための時間を確保しなければならない場合も多いです。
したがって、
仕事に取り組むのが早い人はこのような作業を行うための時間も他の人よりも多い傾向にあります。
さらに言えば、
文章においては、
推敲が大事
とか
一晩寝かせる
といったことが大事になると言われますが、
仕事に取り組むのが早い人は必然的に、期間を開けて作業内容を見直すだけの余裕を確保することが可能であるため、
推敲などもしやすいです。
そして、そのような推敲の際に新鮮な目で見ることが可能なため、
人によっては細かすぎない?と感じるようなことにも気づきやすく、上手く修正を行ったり、軌道修正を行うことが可能になります。
推敲は大事
とか
見直すことが大事
などといったことはよく言われますが、
そのようなことが可能になるための前提として、
仕事に取り組むのがいかに早いか
といった要因が関係してくると言えるでしょう。
「推敲は大事だから気をつけなきゃいけない」
とか
「見直しをちゃんとしなければいけない」
と思っていても、わかっていても、なかなか実行に移せないのは、実はそれ以前の段階で既に勝負が決まってしまっているからなのかもしれません。
仕事の着手が早い人は細かい点にもよく気づく、というのはこのように、多くの人が嵌まりがちな罠を事前の段階で回避できているから
と言えるのかもしれません。