一人で仕事をしている人はあまりこのような機会に恵まれないかもしれませんが、
他人の仕事机を見ると、様々な発見があります。
勤め先などがある人は、同僚の仕事机を見る機会があることでしょう。
シェアオフィスなどを使用している人も同じ部屋にいる他人のワークスペースを確認する機会があることでしょう。
そして、パッと見た印象から
「人それぞれ色々な個性があるのだな」
と感じると思います。
机の上に雑然と物が置いてある人
もいれば、
逆に、
毎日机の上が退勤の時点できれいになっている人
もいますし、
自分のお気に入りのグッズを机の上に置いている人
や
いつも手の届く位置に普段使うものを置いている人
もいますね。
彼らの中には、
意図的にそのような仕事机を創り上げている人
もいれば、
無意識に、いつのまにか、そのような仕事机を創り上げている人
もいます。
そして、前者のように、
意図的に仕事机の周りの環境を創り上げている人は
おおよそ仕事上もきっちりしているという傾向にあるようです。
なぜそうなるのかというと、
何らかの意図に基づいて、
「自分はこういう仕事をしなければいけないから、机の上はこのような感じにしておこう」
というその人本人なりのコンセプトがあるからですね。
例えば、本を置く場所一つをとっても、
仕事柄頻繁に使用する本は自分の手が届く位置に置いておいた方が適切なタイミングで本をとることができますし、
そのような状態を保っておいた方が、仕事がスムーズに進行しやすいからです。
逆に、仕事について特に方向性を考えていない人は、
いつの間にか、仕事机の状況が創り上げられていき、
時にそれは雑然としやすいのだと思われます。
意図的に自分の仕事机の状態を作っている人というのは、
極端に言えば、
自分にとって最適な空間を創り上げる習慣のある人
ともいえるかもしれません。
すなわち、仕事机に限らず、
自宅の中も自分の求めるにふさわしい空間を創り上げている可能性が高いことでしょう。
物の位置や、仕事机の状態というのは、一見すると大したことがないように思いますが、一つ一つが積み重なると大きな効果を生じます。
自分にとって最適な空間を創り上げる習慣のある人は、
そのような積み重ねの力を熟知しているといえるでしょう。
自分にとって最適な空間とは何だろう?
と意識してみると、また違った景色が見えてくると思います。