ゲームみたいに私の残りHPが可視化されたらいいのに……
そんなことを思う時が幾度となくあります。
例えば、
ドラクエ
などといったロールプレイングゲームの場合、
プレイヤーの残りのHPがそこそこ少ないと感じた段階で、
「取り敢えず、宿屋に行って全回復させよう」
とか
「取り敢えず、アイテムを使ってHPを回復させておこう」
といったことをすることがありますが、
これは、
プレイヤーの残りのHPが可視化されているからこそできることです。
例えば、HPがMAXの状態が100だとすると、
おおよそ、
HPが残り30
とか
残り10
といった数字になってくると、
「まだ余裕あるみたいだけど、念のため、ここで回復はしておこう」
とか
「さすがにそろそろ回復しておかないとまずい」
といったことがわかるのですが、
日常生活においては、残念ながら、このような残HPというのはほとんど見えません。
「なんだか、眠すぎるな」
とか
「なんだか、疲れすぎているな」
と感じるまでに非常に時間がかかったりします。
今後は、スマートウォッチなどのウェアラブル端末の発達によって、HPが可視化されるまではいかなくとも、
「ちょっと調子が悪い」
といったことぐらいはわかるようになるかもしれませんが、
現段階ではそこまで精密に測定できる状態ではないのですから、
「自分自身の残HPが可視化されていないからこそこまめな休息が必要」
という認識が重要になることでしょう。
ドーパミンなどが出ている状態、テンションが上がっているときにおいては、
「自分自身が疲れている」
という感覚がどうしても、なくなりがちなので特に注意が必要です。
そして、
「最近は調子が良さそうだからこのまま行けそうだ」
と感じたとしても、
ある日燃え尽きたように体が動かなくなってしまう場合というのもあります。
あなたの残りHPは可視化されていないからこそ意識的な休息が大事になるのです。