一般的に、
「年収が高い人が早くお金を貯めることができる。資産形成を行うことができる」
と考えられがちです。
確かに、高い方が有利な傾向にはあります。
しかし、年収が高い割にあまり貯められていない、いわゆる高収入貧乏と呼ばれている人たちも世の中には存在します。
そして、その逆に、
年収の割に資産形成スピードが速い人たち
というのも存在します。
ちなみに、私は、
「年収の割に資産が増えるスピードが速い」
と言われることが多いです。
これは何も今に始まった話ではなく、もはや何年もそのように言われています。
そして、大体お決まりのパターンが、
「……あ、もちろんあなたの年収が低いと言いたいわけではないですよ。むしろ、逆です。そこは誤解していただきたくなくて。」
とすかさずフォローを入れられるパターンですね。
確かに、
「年収の割に資産が増えるスピードが速い」
という表現自体が、
「年収が低い割には頑張ってるね」
といったニュアンスを感じるところもあるので、仕方がないのかもしれません。
年収の割に資産形成スピードが速い人たち
の特徴は、
①支出が低い
ことと
②運用利回りが高い
ことと言えるでしょう。
要するに、収入以外の資産形成の変数が優れている人たちです。
資産運用における変数は、
収入
支出
運用利回り
の3つしかないところ、
少なくとも、そのうちの収入以外の2つが優れている人が
年収の割に資産形成スピードが速い人
となるわけです。
正直、この状態になっている人というのは、
「お金が足りなくて困ってしまう」
という状況には極めてなりにくくなるでしょうし、ほぼ、
「取り敢えず、お金に困ることはない人生」
を送ることができるだけの習慣を身に着けていると言えます。
そして、
「今よりも無理してでも年収を上げなければいけないという理由がほとんどない」
とも言えそうです。
そのため、それだけ人生の制約が少ないと言えますし、制約が少ない分、他の人にはできない挑戦を行うことも可能です。
これは、明確にその人の持つ強みと言えるでしょう。
もちろん、その状態から、
「更なる高みを目指したいから年収をガンガン上げたい!!!」
とアグレッシブな挑戦を行う人も存在します。
反対に、
「年収とかもう上がらなくてもいいから時間をたっぷり使って何か別の事をやりたい」
と考えて自分なりの挑戦をする人たちもいます。
このような、
どちらを選んでも良いという状態
というのは余計なストレスを感じなくなるのでかなり生きやすくなります。
「お金の不安があるけど、なかなか年収が上がらない、、、、ストレスを感じる」
と考えている人は、
年収の割に資産形成スピードが速い人
を目指してみると、視界が開けてくるかもしれません。