私は、様々な事業に手探りで手を出しているところがあるため、
数年前から、
事業買収
にも手を出しています。
これは、世間受けするように、かっこよく言うと、
M&A
というやつですね。
実は、M&Aに関するアドバイスなどの仕事もかなり前から行っていたところもあったのですが、どうしても、
「何故、私は、自分自身でM&Aをしたことがないのに、M&Aに関するアドバイスをする仕事をしているのだろう……何かがおかしい気がしてならない……」
と自分自身の在り方に正直疑問を感じていたところがありました。
そのため、
「自分自身でM&Aを経験した方が、その経験も生かせるし、アドバイスの説得力も増すし、最終的にお客さんのためになるのではないか?」
と考えて、
「取り敢えず、事業を買収するところから始めてみるか」
と思い立ち、
数年前に実際に事業を買収し、私自身が経営していました。
買収してから、色々と試行錯誤をして、
「買収する前よりもどこを改善しようか?」
とか
「買収する前の事業者が挑戦したくても現実にはなかなかできなかったことに挑戦してみよう」
と考えて実行し続けてきました。
年数がたった今となって思うことは、
買収した事業を自分の手で育てる喜びがある!
ということです。
単に事業を承継するだけだと、自分自身が関与した気になれないのですが、
私自身が
「こうしたらいいのでは?」
と思いついたアイデアなどもどんどん取り入れていくことによって、その事業価値が変容していくのが面白いのですね。
正直、事業を買収する前は、
「自分自身でM&Aを経験した方が、その経験も生かせるし、アドバイスの説得力も増すし、最終的にお客さんのためになるのではないか?」
といった
お勉強目的
の動機が強かったのですが、
いざやってみると、
自分で事業を育てるのってこんなにも楽しかったのか!
と自分自身が関与する喜びを感じることができるようになりました。
これは、当初の目的にはなかったことでもありました。
取り敢えず、挑戦してみることによって意外な発見があったわけです。
何事もやってみないと本当にわからないことは多いですね。
今では、
自分自身でM&Aに挑戦してみてよかった!
良い経験になった!
と感じています。