中谷彰宏さんという方の言葉の中で有名なものがあります。
したい人、10000人。始める人、100人。続ける人、1人。
この言葉は、かなり有名なのではないでしょうか。
そして、ここからは当然
「すなわち、続ける人である1人に残ることが重要である」
ということは理解できることでしょう。
しかし、
続ける人1人に残るためには一体何が必要なのか?
となると、なかなか何が必要なのか思いつかないかもしれません。
そもそもの話、
続けるといってもいつまで?
という問題がありますよね。
例えば、100歳まで何かを続けるという目標を掲げたとすると、
その間に続けられない理由というのがたくさん発生することは容易に想像がつきます。
例えば、
「毎日〇〇を行う!」
と宣言をしてみたところで、そして、始めてみたところで、
「今日は仕事が突然忙しくなってしまった」
とか
「今日は色々あって疲れてしまった」
とか
「〇〇を行うための設備が故障してしまった」
などといったトラブルは必ずと言っていいほど発生しますし、発生しないと考えるのは甘いといえるでしょう。
何かを続けてきた人というのはこれを嫌というほど実感しているはずです。
特に多いのは、
「〇〇を行うための時間が足りなかった」
というパターンでしょう。
実際には、時間があるといっても、
健康な状態を維持している時間
である必要があるため、
意外と、そのような時間は、一日が最大24時間あるといってもほとんどないでしょう。
そして、何かを続けること、すなわち、習慣化のために必要なのは、時間ではありますが、その人力の制約を超えるために必要であることは仕組み化であり、システム化の習慣でしょう。
逆に言えば、
仕組み化を整えるための時間、システム化の習慣を行うための時間
というのも大事になってきます。
もちろん、仕組み化と一口に言っても、やり方は様々でしょう。
近年のトレンドでは、コンピュータを利用したシステム化がもっとも注目されており、中でもAIを活用する方法は注目を浴びています。
仕組み化を整えるための時間、システム化の習慣を行うための時間として、AIなどの最先端の技術を学んだり、アンテナを張る時間というのも今後ますます重要になってくるでしょう。
冒頭にある言葉を聞いて、
「すなわち、続ける人である1人に残ることが重要である」
ということは多くの人は気づきますが、現実的にこれを達成させるのは本当に大変です。
続ける人1人になるためには、仕組み化やシステム化が不可欠であるという現実
を知っておくだけでもだいぶ難易度が変わるかもしれません。
おそらくですが、
始める人100人に入ったとしても、
「これって仕組み化しないととてもではないが続けられないよね」
ということに気づき、実行してみようとする人は10人程度しかいないのではないでしょうか。
この見えないハードルを乗り越えてこそ、
続ける人1人に残ることができるのかもしれません。