貧乏暇なし
といった言葉がありますが、
現代社会は、多くの人が
そこそこの収入を得てはいるものの、時間がほとんどない
といった状態に陥っています。
例えば、年収が数千万円ある人であっても、平日はもちろん、土日も仕事が溜まりまくっていて、自分のことをする時間がない、というパターンもあったりします。
このような高給激務な人たちは、お金がそこそこ手元にあっても、
「お金を使う時間が全然ない!」
と悩むことになるでしょう。
一方で、
無職
のように、
収入は別にないけれども、時間だけはたっぷりある
といった人たちもまた存在します。
彼らはたとえ、収入はないとしても、膨大な時間を有しています。
特に、特徴的なのは、
平日の昼
という時間帯を自由に使える点です。
色々なサービスの料金表を見てみるとわかりますが、平日の昼という時間帯は需要が乏しいのか、かなり安い料金でサービスが提供されていることが多いです。
逆に言えば、平日の昼を自由に使えるだけで、
「普通の人よりも安い料金でサービスを受けることができる」
というチャンスを得ることができるのですね。
また、
平日の昼でなければなかなか会えない人たち
というのも実は世の中には存在します。
このような人たちは、「珍しい」です。
何故ならば、多くの人は平日の昼に自由に使える時間を持っていないからですね。
属性としては、経営者、地主、個人投資家、無職などが平日昼に時間を空けやすいポジションになるでしょう。
それゆえに、平日の昼に自由な時間を確保できる、「時間持ち」の人たちは、
「珍しい」人たちとの交流を通じた特別なチャンスを得やすい
とも言えるでしょう。
このような特別なチャンスを得やすいという意味で、
「時間持ち」だからこそ得られるチャンスが存在する
のです。
この考え方というのは、
例えば、勤め先からレイオフ、リストラなどをされてしまった人にとっては一つの希望になることでしょう。
通常、レイオフやリストラされてしまった場合は、
「どうして?」
とか
「そこまで自分の評価が悪かった?」
とか
「これからどうしよう?早く再就職先を探したい」
などとネガティブな気持ちになりやすいです。
しかし、
「時間持ち」だからこそ得られる特別なチャンスが存在する
ということを知っていれば
「これを良い機会だととらえて自分なりのチャンスを掴みたい」
とポジティブに考えることが可能になります。
私たちは、ついつい社会的地位がある方がよい、どこかにちゃんと勤めている人が偉いなどと考えがちなのですが、
実は、「時間持ち」の代表者である無職はそこまで悪い状態ではないのです。
むしろ、状況によっては、無職こそが最強ともいえるでしょう。