多くの人が成功を収めた経営者たちは、時として「俺はもう人生上がった」と豪語します。
あなたの周りにも
「俺は稼ぎまくってもう人生上がったんだ」
などとやたらと自慢してくる人はいないでしょうか？
一言なんとなく自慢してくるくらいならば気になりませんが、時として
「そこまで強調する必要があるのか？」
という印象を抱くレベルにやたらと豪語する人々もいます。
彼らが自分のすごさを豪語している様子を見ていると勇ましさを感じるかもしれません。
しかし、彼らの豪語には意外な真実が隠れていることがあります。
経営者たちのストレスと不安
成功した経営者たちの多くは、決して自分が満たされているとは感じていません。彼らには、常に自分を超えるプレッシャーやストレスが付きまとっています。また、彼らの中には常に不安を感じています。不安は、彼らが自分の地位や富を維持できるかどうか、またビジネスの未来についての不確実性に由来していることがあります。このようなストレスや不安は、たとえ彼らが成功を収めたとしても、彼らの内面的な満足感を損なう可能性があります。
家族や友人との時間の欠如
成功した経営者は、仕事に多くの時間を費やす必要があります。このため、彼らは家族や友人との時間を犠牲にすることがしばしばあります。家族との時間を犠牲にすることは、彼らが本当に求めている幸福感や満足感を損なう可能性があります。
経営者の特に男性の中には、事業に成功しても、奥さんなどに
「あなたはちゃんとお金さえ稼いでくれればあとは何でもいい。むしろ、家にいなくていいから」
などと露骨なATM扱いをされている人もいるようです。
また、友人との時間を削減することで、彼らは自分だけでなく、自分の社会的関係も犠牲にすることがあります。
成功における意義の欠如
多くの成功した経営者たちは、自分が成功を収めたことに対して意義を感じていないことがあります。これは、彼らが自分の成功を追求することで、より大きな価値観や人生の目的を見失ってしまったためです。経営者たちは、自分が成功を収めたことが彼らにとって本当に意味のあることであるかどうかを考える必要があります。
成功は、実は、彼らが本当に求めているものではない場合があります。
他者からの認知不足
金をたくさん持っている経営者でも、思っていたよりも他人に相手にされることがないことがあります。
「ここまで頑張ってきて、成果もしっかりあげてきたのに？」
などと感じてしまうこともあるでしょう。
彼らは、自分の成功によって、周囲から距離を置かれることがあるかもしれません。
また、彼らが成功していることによって、他人に対して嫉妬や不快感を与えることがあります。
このような状況は、彼らの内面的な満足感を損なう可能性があります。
まとめ
経営者が成功を収めたことは素晴らしいことですが、彼らの内面的な満足感を損なう可能性があることも理解する必要があります。経営者たちは、自分が求めている幸福感や満足感を見つけるために、仕事だけに埋没することがないように注意する必要があります。彼らは自分自身や家族、友人、社会的な関係に投資し、より大きな価値観や人生の目的を見つけることが重要でしょう。
特に、
「俺はもう人生上がった」
などと無駄に連呼する人はたとえそれが真実だとしても本当は寂しくて仕方がないのでしょう。
基本的に、他人に自分が金持ちであることを殊更に示すことはデメリットしかないということは成功者であるならば当然わかるはずなのです。
にもかかわらずこのような言動をする人は時折存在するのです。
実際に、人生上がっているのに黙っている人が多数派であるのにもかかわらず、このような振る舞いをするということはその人にとって
「何かある」
と考えるべきでしょう。
