私たちの人生、結局、お金がどれほどあったら良いのでしょうか?
あるいは、どこまで資産を形成すれば経済的自由を達成できるのでしょうか?
これに関して調べてみると、
「人によって異なる」
という一般的な回答は出てきますが、それ以上の話はなかなか出てきません。
というのも、お金がどのくらい必要なのかはその人自身の状態やその人の状態によって変わるからですね。
節約に関する情報を見ていて、
「お米に関しては実家から送られてくるので0円です!」
というのを見たり、
「実家暮らしなので家賃はかかりません!」
というのを見たりしたことがある人は多いでしょう。
このような状況は、
お米を送ってくれる実家の人たちとの関係性
や
一緒に住んでも家賃分の負担を要求してこない親族との関係性
という見えない資産、無形資産をその人が持っているからこそなすことができるものです。
実際に支出された金額と実際に得られている価値というのは違うため、「今月の生活費は4万円でした!」という人と「今月の生活費は20万円でした!」という人が得られている生活満足度、効用はさほど変わらない、いやむしろ、前者の方が実質的には豊か、ということすら実はあり得るのです。
例えば、料理を負担感なくサクっと作れる人はそのスキルによって、他人に頼らなくとも満足できる食事を取ることが可能であるため、敢えて中食や外食をする必要もありません。したがって、食費が高くならない傾向にあります。
その無形資産とも呼ぶべきスキルが存在する分、現在のみならず将来における支出すら減らすことが可能です。
そして、このような現象を見ていると気付いてしまうことがあります。
すなわち、いわゆるモテない人ほど一定の満足を得るために必要になるお金(支出)が増えてしまう、ということです。
まず、外見に関する支出が増えることがあります。
例えば、髪型やファッションに気を遣うことで、モテる可能性が高まると考える人が多いため、美容院や服の購入に多くのお金を費やすことがあります。
また、スキンケアやダイエットにもお金をかけることがあります。
そして、いわゆるエステなどのように効果があるのかもよくわからない物にお金を費やす人が出てきます。
最近では、身長を気にして、それを伸ばすためだけに500万円をかけて手術した人も存在します。
この人よりも身長が10㎝高い人は、その分見えない資産としての無形資産を持っていると言えることでしょう。
次に、趣味や娯楽に関する支出も増えることがあります。モテない人は、自分自身をアピールする機会が少なく、交友関係が狭い場合があるため、趣味や娯楽にお金をかけることで、新しい出会いを求めたり、自己満足を得たりすることがあります。
さらに、自己啓発やスキルアップに関する支出も増えることがあります。モテない人は、自分自身を改善することで、魅力的な存在になることができると考える人が多いため、書籍やセミナー、スクールなどにお金をかけることがあります。
特に塾に行かなくとも、大して勉強時間をかけることなくいつの間にか勉強ができて高学歴になることができる人がいる一方で、SAPIXに重課金しているのにもかかわらず対して成果を上げられない人も存在します。
以上のように、モテない人ほど必要な支出が増えるというのは一定の事実であると言えます。
モテている人は既に目に見えない資産を無形資産として手に入れていますが、モテない人はそれがないためお金を出してまずはそれを手に入れなければならず、そのお金を手に入れるためにさらに苦労をしなければならず、その分経済的自由を達成するのが困難になるという傾向にあります。
例えば、モテない人が起業しようと思った場合、魅力的な外見や社交的な能力が必要な業種であれば、それを補うために、広告宣伝や営業力などの分野でお金を投資する必要があるかもしれません。これにより、起業に必要な資金が増え、経済的自由を手に入れるまでの道のりが長くなる可能性があります。
しかし、モテない人でも、内面的な魅力やスキルを磨くことで、社交的な能力や魅力的な外見を補うことができます。
例えば、コミュニケーション能力を高めるために必要な努力をしてモテるために必要なスキルを身につけることができます。
また、趣味や興味を追求することで、自分自身を豊かにすることができます。
要するに、モテない人でも、経済的自由を手に入れるために必要な資産を手に入れるために努力することは可能ですし、内面的な魅力やスキルを磨くことで、社交的な能力や魅力的な外見を補うことができます。