ファミレスや喫茶店、カラオケ店。「人が何かをするための場所」を提供するサービス

リフレーミング
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久々にファミレスを興味本位で覗いてみました。

びっくりしたのは、1人席がかなり多くなり、衝立の数も多かったことです。

そして、タッチパネル式の注文もすべての席に配置してあってソーシャルディスタンスも意識されていました。

緊急事態宣言が出ているのですから当たり前と言えば当たり前ですが、私は意識的にファミレスからリスク回避のために距離を置いていたので、しばらく見ない間にファミレスの様相が変わっていたことに驚きました。

そして、さらに目についたのは、1人席にいるお客さんのテレワーク率が高かったことです。

明らかにパソコンで仕事をしている人が多いです。

しかも、それに合わせたのか、コンセントの設置箇所もかなり増えていました。

こうやって見ると、ファミレスという場所もテレワークの広がりとともにサービスの位置づけが代わりうる過渡期にあるのかなと感じました。

しかし、ファミレスでテレワークを本格的にするとなると、WEB会議をするとどうしても周りに話が漏れてしまうのが秘密保持の観点から望ましくないと思われます。

パソコンも角度によっては丸見えと言うこともありますので、新幹線で仕事をするのと同様に情報の取扱には気をつける必要があります。

また、日本ではあまりないかもしれませんが、トイレ離席などの時に席に置いたままの持ち物が盗まれてしまうリスクというのも否定できません。

あと、単純にファミレスは子供も含めた家族連れが多く来るので、店内がうるさいということもありそうです。WEB会議で聴き専門ならば大丈夫かもしれませんが、話す場合には配慮が必要かもしれないですね。

したがって、ファミレスでテレワークしたいとなった場合には、現状ではやはり上記のような懸念があまり少ない、イラストレーターなどのクリエイティブな活動をしている人向けなのかなと考えられます。

ファミレスにいる時間も一応仕事ができるという意味では大きな革新にはつながっているとは思われますが、デニーズのようにテレワーク専用スペースを設置するような試みは求められると考えられます。

同じ事は喫茶店やカラオケ店でも言えそうなので、本格的にそこでテレワークとなるとなかなか難しい側面はありそうです。カラオケ店も一応ドアはついているものの、鍵がついているわけではないですから。

このように、色々ケチをつけてしまいましたが、このような動きで重要なのは、場所をどのように売り出すのか、どのようなサービスを提供するのか、という観点で従来のように業種ごとでサービス内容を固定的に考えてはいけないということなのかもしれません。

例えば、最近ですと、帝国ホテルが、月36万円でサービスアパートメントを始めたというのが大きなニュースになりました。

ホテルというものと、賃貸物件というものがどっちともとれない、近接した物として売り出されているというのは興味深いです。

ホテル暮らしと言えば、昔は本当にお金の余裕のある一握りの人のための物、という印象がありましたが、提供される値段によっては一人暮らしの人向けに高い需要を取り込めるのかもしれません。

私も不動産投資に興味があるので、賃貸物件などは調べていますが、単身世帯は今の時代は本当に色んな生活が選択できる状態になってきていると感じています。もちろん、対価としてのお金等は必要にはなりますが。

一般的に、不動産投資においては、特定の賃貸物件に対して、周辺の賃貸物件を競合の対象としてみて家賃相場が適切なのか、などと考えながら競争力を図る物と思われますが、この競合対象がそもそも賃貸物件だけではなくてホテルにも及ぶ可能性があるという視点は今後も忘れてはいけないのだと思います。

ファミレス、喫茶店、カラオケ店というのも、抽象的には「人が何かをするための場所」をサービスとして提供しているのですから、お互いに遠からず競争相手になっていると思われます。

そして、賃貸物件は、もともと人が住所を置いて生活の本拠とするための場所であり、

ホテルも、もともと人が寝泊まりをするための場所であるため、

これらも抽象的には「人が何かをするための場所」をサービスとして提供していることになります。

オフィスも、もともと人が集まって仕事をするための場所でしたね。これも、「人が何かをするための場所」です。今後はどのような位置づけになっていくのでしょうか。

私は不動産投資家としては、物件を購入できてすらいないため、まだまだ全然走ってすらいない状況ですが、不動産を扱って事業として回したいのであれば、事業者として、「人が何かをするための場所」を適切にサービスとして潜在的な顧客に提供できているのか、集客できているのか、今後できるプランがあるのかということは考えていかなくてはならないなと改めて感じました。

このように、抽象的にどのようなサービスを提供しているのか、しようとしているのか、ということは他のタイプのビジネスをしている人も頭の片隅で考えた方が良いかもしれません。

私の場合は、別に本業がありますが、こちらについても、結局、「一生懸命働くのはいいのだけど、一体何のサービスを提供しているのか、」ということを意識して考えていけたら、今後どのような働き方をしたいのか、追究するためのヒントになるかもしれないと考えています。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人6年目かつ会社経営者(法人4期目)。
都内在住、マッチングアプリ上位0.0X%(上位3桁)の超人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
経済的自由のため、新卒で年収1000万円overのトップファームへ。
手取り月収貯蓄率90%overを達成。
ビジネスでは、ファーム内で全パートナー分を凌駕する新規顧客獲得の営業実績を持つ。
20代で役員のオファーを受け就任。

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