2020年から急速に拡大した新型コロナ感染症の影響で、大企業を中心に在宅勤務、リモートワーク、テレワークが急速に広まりました。
その中で、人によっては在宅勤務がストレスに感じる人もいれば
もうずっと在宅勤務でいいじゃん!リモートワーク最高!
となっている人もいると思います。
私はもちろん後者です。
リモートワークをしてみて改めて「通勤」は無理だなと感じました。
私と同じように内向的な人は特にそう感じたのではないでしょうか。
通勤するときの満員電車によるストレス
まず真っ先に挙げられる諸悪の元凶は満員電車です。
経済的自由を手にしたい!アーリーリタイアしたい!セミリタイアしたい!配当金生活したい!FIREしたい!と思っている人の99%は満員電車が嫌いで避けたいと思っています。
満員電車というのは現在の「奴隷船」です。
特に都心の東○線、丸○内線、千代○線などなどのピーク時は乗車率が大変なことになっています。
もうホームに降りて「奴隷船」の到着を待ちわびている人の山を見た瞬間にもうテンションが下がります。
「奴隷船」が来たとしても既にたくさんの人が乗っているためすぐに乗れるとは限りません。
無理矢理入ろうとすることはできますが、他の人たちとの社会的距離(ソーシャルディスタンス)は全く保つことができません。
パーソナルスペースは侵されまくり、ストレスが一気に全身から噴き出してきます。
私は仕方なく奴隷船に乗るときにはなるべく女性専用車両に乗るようにしておりますが、
これが普通車両で既にストレスでイライラしているおじさんたちが周りにいる状況でしたらもっとストレスが大変なことになるでしょう。
通勤先の駅に着いた後も外に出るまでがまた一苦労です。
結局、「奴隷船」たる満員電車を使って勤め先についた時点でかなり体力を消耗してしまいます。
私は、労働者が職場を嫌いになる原因のトップは満員電車に平日毎日乗らないと行けないことにあるのではないか、と就活時点で考えていました。
ストレスの軽減のため、電車に乗ることなく徒歩通勤をするしかないと思って勤め先の近くに住んでいます。
もちろん、家賃は高いです。泣いています。
金を失うか、あるいは、時間と精神を削られるか、
通勤をしなければいけない立場の労働者はこの究極の選択を迫られるのです。
そもそも「職場」にいることそのものにストレス
通勤によるストレス要因は満員電車だけにとどまりません。
そもそも「職場」という場そのものが私にとってのストレスの源です。
まず、「職場」には自分が仕事をするための場所があります。
しかし、隣の人の席と社会的距離(ソーシャルディスタンス)が保たれているとは限りません。
また場合によっては、自分の席の後方に上司の席があったりします。
怠けていると後ろから丸見えです。
私としては怠けるつもりはなくても後ろに人が存在するという状況そのものにストレスを感じます。
また、職場なので当然職場にふさわしい服装が求められます。
女性に関してはまだオフィスカジュアルという絶妙な逃げ道が残されていたりしますが、
それでも疲れやすいスーツや革靴、パンプスを着ないといけないという制約は地味に体力を奪っていきます。
さらにいうと、女性の場合ですと身だしなみなどにも気を遣わないと行けないかのような空気を感じます。
私もお手洗いにいくたびに微妙に整えていたりしますが、このように常に人に見られていてもおかしくない状況ではこのような細かいことがいちいち気になってしまいます。
仕事をしに来ているのに、成果物そのものではなく、なぜ「他人からどう見られるか」ということを気にしなければいけないのでしょうか。
また、私がパソコンの前で集中して作業をしているときに突然
「ちょっといいですか」
と声をかけられると集中力が途切れます。
用件があるならメールの方が嬉しいというのが本音です。
お互いに集中したいと思う瞬間はそれぞれあるのですから無理に予定を合わせるのではなく、メールのような非同期型コミュニケーション手段を取った方がいいです。
職場に行くとこのようにストレスを感じることがあったり、集中が途切れることが多く、苦痛でしかありません。
特にデスクワークがほとんどだという人にとっては職場に自分がいることによって生産性が大幅に下がっていると感じている人もいるでしょう。
職場においては何気ない雑談こそが大事と思っている人もいるかと思いますが、
そもそもINTJ型の人のように雑談をすることそのものがストレスでしかないという人もいるわけです。
そもそも外出をするための準備がストレス
リモートワークをしてみて分かったのですが、そもそも私たちが通勤をするための前提として外出をすることになります。
この外出するための準備に要するコストというのが地味に無視できません。
あなたも朝起きてからそのまま外に出るわけではないでしょう。
最低でも着替えて身だしなみを整えてようやく外に出ることができます。
朝にシャワーを浴びるタイプの人の場合はシャワーの時間の他に髪を乾かす時間も入ってきます。
女性で髪の長い人はシャワーの時間よりも髪を乾かすのにかかる時間の方が長い人もいます。
この前計ってみたところ、私が朝起きてから外出に至るまで1時間弱かかっていました。
これに加えて通勤のためには通勤時間を加算しないといけません。
始業時間から逆算するとかなり早めに起きる必要があります。
共働きでかつ家族の分のご飯やお弁当などを作っている人は私よりも早く起きて準備しなければならないと思うともはや涙が出て来るレベルです。
人によっては外出するのは生活する上で当たり前だからそんなのコストだと思ったことがない、という人もいるでしょう。
しかし、家の中でも娯楽を完結することができる現代の人にとって、もはや外出は当たり前では無くなっていると思います。
このようにコストがかかる外出も伴うという点で通勤はストレスです。
このままリモートワーク、在宅勤務が広まって欲しい。
明らかに在宅勤務の方がストレス要因が減っているので、もし再び通勤が日常のものとなるのでしたら「リモートワークが原則である職」に転職することも視野に入れて考えた方がいいと思っています。
都心の家賃がぼったくりレベルに高いことを考えると、
セミリタイアや経済的自由を目指す際にはリモートワークや在宅勤務が可能かどうかが重要になってくることは間違いないでしょう。