今は問題なく健康体を維持していますが、今後のことも考えると、自分が何らかの事情で中長期にわたって入院せざるを得ない状態になってしまったことも考えた方が良いのかもしれないと思っています。
まず、何故入院について考えたのかというと、
現状からさらにシステム構築するべき改善点がないかどうか考えるためです。
システム構築というのは、要は
人力を使わなくても勝手に物事が自分が望んだ方向に進んでいくエスカレーターのようなもの
を私はイメージしています。
一方で、習慣の場合は、思考習慣はともかく行動習慣の場合は身体を動かすという作業が必要になります。
例えば、家に帰った時に振り返ってしっかりと鍵を閉めるという毎日何気なくやっている動作も行動習慣の1つであるといます。
習慣は上手く使えるようになると汎用性も高く強力な効果を発揮しますが、
その一方で、
労働時間が必須という弱点があります。
例えば、日記を毎日書き続けることを習慣にしている人の場合、日記を書くための物理的な労働時間が必要です。
労働時間が必要ということは、
①健康な身体
と
②健康な身体を適切に動作させるための時間
が必要になるわけです。
特に年齢が若い人は①の健康について危機感を感じるようなエピソードに直面することがそもそも少ないので、
②の場面すなわちタイムマネジメントの重点的な対策をメインにすることも多いと思います。
すなわち、日記を毎日書き続けることを習慣にしたいと思った場合に、日記を書くだけの時間を24時間の間にどのタイミングでどのぐらいの時間で書くのか、それをどうやって確保するのか、という戦略を考えるのが②になります。
一方で、①の問題というのは、
そもそもいつもはペンをもって日記を書いているけれども今日はたまたま指が痺れてしまって動かせないから日記を書くことができないという状況を如何に回避するのか、
という問題意識になると思われます。
そして、1ヶ月間入院するというシチュエーションを具体的にイメージすることは主に①の場合を想定しやすいのかなと考えたためです。
まず、交通事故でも何らかの事件に巻き込まれてしまったという理由でも何でも良いのですが、突然入院をせざるを得なくなってしまうほど健康状態が悪くなってしまった時のことを考えます。
改めて想像してみると、一人暮らしで健康状態が悪化すると結構なピンチに陥りやすいですよね。
まず、労働者として勤めている人は1ヶ月ほどですぐに解雇という話になる可能性は低いでしょうが、一方で独立した人などを始めとする自営業者の場合は、自分の労働所得が入院期間中純粋に減ることになります。
健康状態が悪いと言うことは、人的資本が毀損されている状態なので、その期間は人的資本が機能しておらず、労働所得が減ってしまいます。
入院すると聞くと、
「入院費はいくらぐらいかかってしまうんだろう?」
とか、
「医療保険にはどこまで入っておいて、治療費をカバーするのがよいのかな?」
という辺りがどうしても気になってしまいますが、
これは、入院したとしても勤め先から安定的に給与がもらえる立場の人の悩みになるでしょう。
純粋に身体が1ヶ月ほど動かせないということはその期間における本来やる予定だった人生経験が積めないという機会損失に繋がりかねません(もちろん、入院してみることも一つの人生経験だととらえることは可能ですが・・・・・・)。
また、1ヶ月入院していると、家事などもできません。
例えば、一人暮らしの人で、賃貸物件に住んでいる人は何らかの形で家賃を大家さんに支払っているはずですが、
毎月特定の時期に大家さんの銀行口座宛に家賃を振り込むことを手動でやっている人の場合、
入院した瞬間にこの義務を果たすことが困難になります。
銀行口座振替をやっている人の方が現実的には多いと思われますが、その場合でも、毎月入ってくる給与などの入金額と引き落とされる銀行口座が同一でない場合、リザーブが少ない状態だった場合、資金移動のための措置が必要になってきます。
したがって、入院するなどの事情により手動で何かができないということがないように、予め対策を打っておくことが重要になってくるのではないでしょうか。
具体的には、振込などを自動で行うための定額自動送金の設定を予めしておく
などが家賃の場合には考えられます。
家賃は定額である場合の方が多いですからね。
一度この設定をしてしまえば、引っ越しをしたり、更新の時期が来ない限りは基本的に設定をいじる必要がなくなります。
基礎生活費などを始めとする固定費を銀行の口座から振替で落としている人の場合は、可能な限り労働による収入、すなわちフロー収入ではなく、労働しなくても毎月入ってくるストック収入が入金される銀行口座に纏めてしまうと安心できると思われます。
もちろん、毎月得られるストック収入≧固定費を維持できている人であれば、この状態を単純に放置しているだけで生活が上手く回るようになります。
現実的にはそんな風にしておくことが色んな事情から難しいかも知れませんが、このようなことを意識しておくと、毎日実はどこに自分が労働時間を費やしているのか、ということが少しずつ見えてくると思います。
このように、自分の毎日の動きを改めて見直すことによってどこをシステム化すると良さそうなのか、ということを考えます。
また、話は全然変わりますが、先日帰宅したところ久々に佐川急便から宅配の不在連絡票が来ているのを見かけました。
宅配ボックスが使えなかったようです。
いつもはクロネコヤマトが多いイメージだったので、珍しいなと思いました。
不在連絡票が来ていたので、当然そのまま再配達をお願いしたわけですが、ふと、考えてみると、
家に帰ってから初めて不在の事実を知ってそこから再配達をお願いするのって微妙なのではないか
と思いました。
そして、既にやっている人もいると思いますが、そのままスマートクラブの会員登録をしました。
↑配達予定などを事前に通知してくれたりするサービスです。
このサービスを使えば、家に何らかの事情で帰れなかったとしても、事前に宅配便が来ていることが把握できるため、別の場所からその時々に応じた指示を出すことが可能になります。
入院するというシチュエーションは、健康状態が悪化していることもそうですが、
例えば、家や職場といった、いつも自分が居るはずの場所にいることができない
ということをも意味します。
したがって、仕事をしている人であれば、例えば、
パソコンの前に座っていないとできない仕事
現場に行かないとできない仕事
をできる限り減らすことが重要です。
最近は、リモートワークも進展してきたようですが、リモートワーク=在宅勤務ではないわけですね。
普段居るべきとされる家の中だけではなく、外に外出した時にでも仕事ができる状態がリモートワークだと思われます。
簡単に言えば、
スマホ一台さえあればコンビニに行って商品を選んでいる途中の状態でも十分に仕事ができる状態
を目指すのが良いと思っています。
このように、中長期にわたって自分が入院してしまう可能性について考えてみると色々と自分の今の生活が成り立っている前提条件について把握しやすく、今後何をやるのが良いのかという改善点も見えやすくなるのかなと考えています。