久々に勤め先において対面会議のオファーが来ましたが気持ちがどうにも乗らなかったので、不参加表明をしました。
どうやら、現在のような緊急事態宣言下においても、まだまだ「対面会議の方が理解が進む」という考えの下、リモートではなく、対面での会議をしたがる方々はいらっしゃるようです。
私としては、オンライン会議で十分と考えられることを対面会議でわざわざ時間をかけてやる意義がイマイチピンと来ていません。
確かに、本当に必要だと思えるのならば、対面会議も良いと考えています。
しかし、特に勤め人の立場の人は、複数人で会議に参加するのが前提でしょうし、ポジションによっては、わざわざ出るメリットが感じにくいと思われます。
あとで、話し合った内容を議事録などで共有してもらえれば良いのでは?と考えてしまいます。
おそらく、対面で会った方が、コミュニケーションにおける情報量が段違いであるという考えのもとで対面が良いという考え方の方もいると思います。
しかし、それは飽くまでも、その勤め先で出世をしたいだとか、昇給したいだとか、キャリアを積み上げる意義がある場合等、自分の利益に直結する場合でなければ個人的には意味が無いと思います。
私の場合は、
①たとえ、昇給してもどうせ税金や社会保険料関係に吸い取られて手取りがさして上がらないということをもう実体験として知っている
②そもそも年次によって少しずつポジションが上がっていくタイプの勤め先であり、出世したくても上が結構詰まっている
③ボーナスは業績に依存するので、自分に対する評価がたとえ最高であってもボーナス額が大して上がらないこともある
④対面会議をする場合には、会議室を用意したり、名刺を用意したり、会議室にわざわざ赴く必要があり、準備にいちいち手間と時間がかかる
⑤対面会議する仕事に限って何故か仕事の内容自体にもさして興味が湧かない
です。
おそらく、私にとって⑤が決定的な理由になると思います。
たまたまなのかもしれませんが、対面会議を要する仕事の内容そのものを自分の中で深めたところで自分のキャリアにつながらないと無意識に感じて拒絶反応、すなわち、
「この案件に取り組むこと自体が(私目線で)時間の無駄ではないか?」
と感じてしまっているのかもしれません。
すなわち、自分の人生との関係で、この仕事に取り組むこと自体が私のキャリアにとって意味があるのだろうかと考えてしまってその答えが見つからない場合、それが転じて
「何故、時間や手間がかかる対面会議をしなければならないのか」
という不満につながっているのかもしれません。
思えば、どうしても、この仕事を成功させたい、この仕事によって自分のキャリア構築のためになる!と思っていたら多少、不合理さを感じたとしても手間暇、コストを惜しまないのかもしれないと、この文章を書きながら思い始めました。
結論としては、合理的な理由が私の中で見いだせれば対面会議でもOKということになるのですが、今の勤め先ではその合理的な理由が見いだせる案件にたまたま関われていない可能性が高いのではないか、と考えています。
もしかしたら、手持ちの案件について今一度見直した方が良いのかもしれませんね。
そして、他のより良い仕事を探せないか、勤め先の中でも探していくことができれば良いのでは無いかと思います。
どうしても探してみて、そのような案件が今の勤め先にはない、という結論になったら、転職を検討することが良いのかもしれません。
もしかしたら、転職を重ねた結果、勤め人の立場では、自分にとって良いと感じる仕事に携われることは不可能という結論に至ってしまう可能性もあるかもしれません。
そうなったら、独立、起業、アーリーリタイア、という選択肢になるのかもしれません。