最近、年末年始なのか、いつもよりも早起きがしやすいと感じています。
早起きと言っても人によってかなり起きるべき時間についてはかなり差があり、人によっては朝2時に早起きしていますという人もいるそうです。
朝2時と言われても、私の場合納期との関係で深夜2時まで仕事しているときもあったので、なかなか難しいという印象です。
最近の私は、朝4時や朝5時に自然と起きることができる日が続いています。
これは、勤め先の仕事が忙しいときはなかなか起きることが難しい時間帯です。
普段の仕事で忙しいときは油断すると朝8時頃になってしまっているときもあるので危ないです。
なぜ、勤め先の仕事がない期間は早起きが容易なのでしょうか?
私の場合、平日は早起きが難しいのですが、休日は比較的早く起きることが可能です。
おそらくは、①そもそも深夜まで仕事をしがちで寝るのがそもそも遅すぎる、②次の日の仕事が気になったりしてしまってなかなか眠れない、③寝て起きた瞬間から次の(特にやりたいとも正直思っていない)仕事を始めないといけないので早く起床するメリットを寝る前からあまり感じられない、
という状態になりがちなのが、早起きがしにくい状況を作り出しているのかなと思います。
要は次の日まで響いてしまう仕事を頭の中に残しながら、「これ、明日には何とかしないといけなくて大変だな」というネガティブな思いを抱きながら寝がちなのがいけないのかもしれないと思います。
①から③までの原因を見てみると、特にやりたいとも正直思っていないような仕事を毎日なかなか終わらせることができず、しかし、もたもたしていると納期が迫ってくるのでそのプレッシャーがキツく寝付きが悪く、たとえ早起きをしたとしてもその仕事をまずは終わらせないと自分の好きなことに朝の時間を用いることができないので、早起きするメリットを自分の中でも感じきれない、
という状況に私自身が陥っているのではないか? と考えています。
全体的に、特にやりたいとも正直思っていないような仕事に、早起き習慣が阻害されているのではないか、という印象です。
解決策としては、いくつか考えられますが
「そもそも、特にやりたいとも正直思っていないような納期が早い仕事をやらないといけない時間が多すぎる」
これですね。
これが解消されたらほとんどの人は一気に早起きしやすくなると思います。
とはいえ、そんなことが現実に解決できるのか、という大問題があります。
特に誰もやりたいと思っていないような仕事をやっているからこそ給料がもらえるという側面は否定できません。
大抵の勤め人は、他の人が特にやりたいとも思えない仕事を毎日こなしているからこそ勤め先から給料をもらえているという事になりそうです。
このような発想でずっと仕事をしていると、給料=我慢料、仕事=誰もやりたがらないことをやることにひたすら耐えること、という発想に陥りがちです。
話はそれましたが、そもそもなるべく勤め先からの仕事において、正直やりたいとも思っていない仕事を必要以上に受けないというところから始めるしかないと私は思っています。
ともすれば、雑用のような仕事というのは新人に振られやすいという面がありますが、これは単純作業の連続という面もあるので、何か策があるのならばともかく、何も得られないと思ったらなるべく単純作業をこなす時間はどんどん減らしていくべきでしょう。
①必要以上に仕事を受けない、②単純作業自体を効率的にこなせるように予め対策しておく、③自分がやらないといけないとしても他の人に任せることができる仕事が存在しないか常に考える
ということを私は意識しています。
そのため、仕事を振られたときには、まずどのような内容、意味のある仕事なのか?納期までの期間はどれだけ余裕があるのか? などの、自分が本当にやるべき仕事なのかどうかを判断するための質問は絶対にするようにしています。
私の方から質問をすることによって、まずは、「この人は適当な仕事の振り方をしてもタダでは通さないんだな」と思われることが重要かもしれません。
同時に、「どんな仕事を一体やりたいと思っているのか」というのを周りに逐一伝えることが重要だと思っています。
これを自ら発信しないと自分が本当にやるべき仕事を他の人から振られる可能性もグッと減ります。
「頑張っていれば、きっと実力が認められて自分がやるべき仕事を先輩や上司から振ってくれる」
などと思っているとしたらそれはおそらくただの「察してちゃん」になってしまうと思います。
上司や先輩は究極的には自分には関心が無いという前提で動いた方がいいと思うので、どんな仕事を自分がやりたいと思っているのか、という点については常に発信しておくと、結果的に、自分が特にやりたくもない仕事を入り口の段階からブロックしておくことが可能になるのではないでしょうか。
次に、単純作業をやらなくてはいけなくても、スムーズに、労力無く、早く、進めることができるように予め常に対策しておくことも地味に重要です。
たとえば、キーボードのショートカットキーなど、知ってさえいれば、使うことができて時間短縮が可能になる知識を貪欲に吸収して使いこなすことが重要かもしれません。
このようなTips的な知識というのはかなりたくさんあると思われますし、同時に陳腐化もしやすいのでかなり貪欲に探そうという気持ち自体が重要だと思います。
これは、意味の無い単純作業を自分をしなければいけない時間そのものが自分の人生や寿命を意味も無く削っているという強い危機感をどの程度強く持てるのかという問題かもしれません。
冒頭にも書いてあるとおり、仕事が深夜になる前までに終わらないようにしないとそもそも早起きをすることや早起きしたとしても自分の好きなことをするのは難しいと考えられるので、この無意味な単純作業時間というのを如何に短縮することができるのかという問題意識そのものが何よりも重要でしょう。
常に「これをもっと早く終わらせる方法はないのだろうか」と常に自問自答することが重要になります。
最後に、「この単純作業は私以外の誰かにお願いすることができないのか?」ということも常に考える必要があると思います。
いくら単純作業時間を効率化したところで、他人に代わりにやってもらうこと以上の解決策はありません。
これはいわゆる「他人に頼る力」というものが肝になります。
ともすれば、仕事に慣れてしまうと「自分がやった方がこの仕事はすぐに終わる」と思いがちですが、このメンタルから早く脱出することが重要でしょう。
長い目で見れば他人にも同じように仕事をできるようになってもらった方が効率的になるという可能性に気を配れるようになるということです。
また、そもそも、他人に仕事を頼むというのは正直大変というか、億劫というのも正直あると思います。
この気持ちの面でのハードルを飛び越えられるように、普段から他人に頼ることに関して慣れておくことも重要でしょう。
自分が他人に頼るという「訓練」をしながら、他人の仕事のスキルを「教育」するというイメージでことにあたればいいのではないでしょうか?
コミュニケーション能力が結局必要になるということになりますが、しかし、これができるようになれば断然仕事しやすくなり、自分が深夜まで頑張らなければいけないという自体を最小限に食い止めることができると思います。
なんだか、仕事術の内容になってしまいましたが、仕事術をしっかりと意識して無ければ深夜までいちいちつまらない仕事が終わらない→早起きができない→次の日も深夜までつまらない仕事→早起きは当然できない、という状況に陥りがちなので、早起きを習慣づけしたいという人は、特に社会人であれば、仕事術を強い気持ちをもって取り入れる必要があると改めて感じました。
もちろん、究極的な早起きのための解決策は、経済的自由を達成して、勤め先を辞める、FIREするということになりそうですが、上記のように経済的自由を未だ達成できていない勤め人の立場であっても工夫の余地はあるということをまずは知ることが重要なのかなと思っています。