人生において嫌なことにはいっぱい遭遇します。
人間関係とか、
人間関係とか、
人間関係とかですね。
もしくは、通り魔的な被害に遭うこともありますね。知らない人からいきなり因縁付けられた、とか。
嫌な目に遭うとどうしても反射的に相手を責めたくなったり、怒りたくなったりしてしまいがちです。
しかし、感情的に怒りを表明してしまった時点で基本的にはこちら側の負けだと考えています。
むしろ、嫌な事があったときこそ冷静な対処が必要になってくるのだと思います。
私も、嫌なことをされたりすると反射的に相手に嫌みを言いたくなったりすることもあるのですが、嫌みを言ってしまうと、私が「嫌なことがあると感情的にすぐに嫌みを言ってくる人」だと対外的に思われかねないというデメリットがあります。
また、そもそもの話、嫌なことをされたと言ってもそれが相手の意図的な悪意によってされた物ではない可能性があります。
たまたま癖で身体が反射的に動いてしまっただとか、そもそも嫌なことをしてしまった原因が相手には全く存在しない場合もあります。
このように、そもそも相手に原因がない、相手に実は落ち度がなかったというパターンも少なからず存在するため、反射的に相手を責めなければ!という気持ちにならない方が良いと考えています。
相手に原因がないのにもかかわらず怒鳴りつけたりすると、単に「怖い人」と思われかねません。
次から避けられてしまう可能性すらあります。
しかしながら、何もせずに単に我慢して被害を受けるだけ、というのも良くないと考えています。
しかも放っておくとそもそもの原因追及ができなくなってしまう場合があります。
したがって、嫌なことをされてしまった場合には、取りあえず落ち着いて相手に理由や意図を聞いてみる、ということが大事になってくると思います。
世の中には相手に理不尽な要求をして、相手が無抵抗だった場合、そのまま調子に乗って追撃してくるパターンもあるので、それも避けないと行けません。
この点、正当な理由を弁明させる機会を与えれば、もしかしたら道を引き返してくれる可能性もあります。もちろん、そのまま正当な理由を理路整然と述べられる可能性もありますが。
相手の状況や向こうからの出方にも依ると思いますが、少なくとも冷静になって相手の出方をうかがう時間をこちらの方で稼ぐことは可能です。
そして、理由を聞くための基本的な方法論ですが、①相手のことは尊重しつつ、②衆人環視の場で行う事が重要だと思っています。
まず、①がないと相手も心の準備無くいきなり攻められたと思ってしまい、こちらに対して反抗的だとか、生意気だとか、そういった感情を抱く危険性があります。特にこちらが若者とか、いかにも弱そうな立場であるとこのリスクがあります。これだと相手が冷静になれません。
次に、②がないとそのまま一方的に理由を述べずに無視される可能性も高まります。この点、他の大人が周りにいて相手がそれを意識せざるを得ない場に引きずり出すことが重要でしょう。相手にも自分の言動によってはレピュテーションリスクを負っている意識を与えるのです。これにより大人の対応を期待する作戦です。
このように、理由を聞くための方法論の原則を押さえておいてまずはお互いに感情的にならないようなシチュエーションを用意するということが重要になってくるのだと思われます。
そして、基本的には、どんなにイライラしても「怒ったら負け」という原則を常に忘れてはいけないということが重要になります。
人間関係においては、コミュニケーションの方法論も重要ですが、前提として、そもそも自分の感情のコントロールこそが大事になるのかもしれませんね。
感情的にならないように、事前に、「嫌なことがあったら●●する」とか、「ムカつくことがあったら●●する」という形で意思決定基準を定めておくことも重要でしょう。
後は、嫌なことに直面したら機械的にその意思決定基準にしたがって行動するだけです。
このように考えるとやはり事前の準備も重要になりそうですね。重要な場面で足下をすくわれないように普段からの心がけが大事になるのでしょう。