就活でアピールすることが特にない人のための自己PRの作り方

コミュニケーション
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時折、後輩から大卒の新卒就活に関する相談(インターン含む)をされることがあります。

そして、この際良く出てくる悩みが

「自己PRに書くべきアピールポイントが特に思いつきません。。。。」

というものです。

非常にありがちな悩みですよね。わかります。

飛び抜けた成果を出したことがある人はそれをそのまま書けば良いのですが、「そんなの特にないよ」って人の方が多いと思います。

また、以下でも言及しているように、わかりやすい成果がある場合はコミュニケーションコストが下がっているので、そもそも自己PRでいちいち頑張らなくてもよいのですよね。

例えば、大学などで非常に成績が優秀で、

「秀」以外の評定なんて見たことがありません

という人は自分の成績証明書をスキャンしてポチポチと相手側に送りつければそれでもうアピール完了です。

何らかの難関資格に1位で合格しました、という場合も、それを示す証明書をスキャンして送りつければアピール完了です。

自己PRの欄である程度適当なことを書いても大目に見てもらえる可能性が高いです。

同じような理屈で美男美女の場合も、適当に顔写真を貼り付けて送信すればそれでアピール完了です。

特に美男美女の場合はその辺を適当に歩いているだけで無意識にアピールすることが可能です。

何なら生きているだけで、呼吸しているだけで、十分だ、という存在になり得ます。

もはや意識的にアピールする必要すらありません。ずるいですね。

したがって、そういう要素が無い人は何らかの形で自己をアピールする必要があるわけですが、しかし、わかりやすい成果が何もないので本当に何も思いつかない、という話になってきてしまいます。

しかし、私の考えとしては、上手く自分の中で上手く材料を探し出すことができれば、デメリットや短所すら自己PRに改変することが可能です。

これだけ書いてもさすがに反応に困ると思うので、具体例を挙げます。

そもそも自己PRでアピールするべき事は何か

まず、最初に知っておくべき事は、自己PRで結局どのようなことをアピールすれば良いのか、ということです。

これについては、自己PRはラブレターみたいなものだと思った方が良いです。

つまりは相手によってアピールの仕方を変える必要がある場合があると言うことですね。

例えば、あなたが普段から図書館に籠もって本ばかり読んでいるような人に告白しようとしています。

自分をアピールするために、どのような売り文句をこの時出すべきでしょうか?

例えば、あなたがゲームが大好きである程度得意な人だったとしてそれをそのままアピールしたとして、それがその子に響く可能性はどのくらいあるでしょうか?

もしかしたら、その人がゲームにも興味があるかもしれないので、一応アピールしておくことは悪い選択肢ではないかもしれませんね。

しかし、より確実なのは、相手が好みそうな材料を推認してそれを当てに行こうとするということではないでしょうか。

この例の場合、相手が求めていそうなのは、本が好きな人であったり、本の内容について話しやすい人物かもしれないな、という推測は立ちます。

では、自分がゲームが好きでしかももともと本にはあまり関心を持ったことがないという場合は自分をアピールするのは不可能なのでしょうか?

これについては、そうとは限りません。

一般的な法則として、

「人間は自分に関心のある人が好きになる」

というのがあります。

人は基本的に自分自身にしか関心がありません。

承認欲求というものがあって、自分を承認してくれる人を好みます。

したがって、全く触ったことのない分野であっても、相手に積極的に関心を示すことができればそれがそのままアピールポイントになります。

↑でも相手に関心を持って利益を与えようとすることをまずは意識するべきという話をしています。

これは、特に新卒就活の場合は、企業は

「自分たちの仕事にどのぐらい興味があるのかな」

というのを技能的な能力とは別に気にしています。

言い換えると熱意のようなものでしょうか。

しかし、自己PRで「僕は熱意があります」と書いただけでは特に何も伝わらないというのが難しいところでここで何らかの工夫が必要になります。

この工夫のために、何をどこまで頑張れるのか、というのが自己PRとの関係で大事になってきます。

以下のように、基本的に採用する側から見た自己PRについては相手目線を崩さずにうまく作文を書くことができれば良いという話になります。

とはいえ、一般論だけでは実践できるかというと苦しい部分があると思われるので、以下に具体例を挙げます。

浪人・留年・不合格続きの場合

おそらく、浪人したことがある人や、留年したことがある人や、目当ての試験に何だかんだで不合格続きの人は、

「まともな成果を出せていないんだけど、何を書いたらいいのやら・・・・・・」

と途方に暮れやすいと思われます。

周りの人が次々に人生ゲームの駒を進めているのを見ながら呆然としていたり、もはや何かを諦めかけている人もいるのではないでしょうか。

しかし、意外とこのパターンは作文しやすいです。

例えば、

「ずっと、○○( 浪人・留年・不合格 )し続けていて、上手くいかないと焦ったり、周りの人に後れを取ってしまっていると思っていましたが、今にして思うと、これは僕に課されたある種の運命だったのかもしれないと考えています。何故ならば・・・・・・」

という構文で文章を書き始めることができます。

「何故ならば・・・・・・」の続きに何を書くのか、という辺りはその人が持っている材料にも依存しますが、

例えば、

「浪人をすることによって、大学生とも言えない、高校生とも言えない、微妙な身分を体験することによって、人のアイデンティティの意識について今一度考える絶好の機会になりました。最近の高齢者は定年後に自身のアイデンティティについて悩んでしまうと聞いたことがありましたが、そのような人たちの気持ちを少しは分かったような気がします。。。」

とか、

「留年をすることによって、大学生という人生のうちの貴重な時間を延長して過ごしました。特に、社会人になってしまうと大学にいる教授との間で密にコミュニケーションを取ることができる関係を築く機会も減ってしまうと思われるので、そのような人間関係を育む機会が自分には今後のことを考えると必要になるということだったのかもしれません。社会人になってからはなかなか人間関係を創ることは難しいと聞いたことがありますが、それに向けた予行演習をしておけということだったのかなと今は受け止めています。。。」

とか、

「ずっと、不合格続きでしたが、今思えばあっさりと試験に受からなくて良かったと思います。簡単に試験に合格してしまった人は自分の成功の体験を経験化することが上手くできずに、単純に自分の努力のおかげだと考えがちな事が多く、自分はまさにもともとそのような傲慢なタイプの人物だったと思うので、実際に失敗をしながら自分の成功への道筋を少しずつ焦らずに分析をせよということだったのかもしれません。」

というように、今完全にその場の思いつきで適当に書いていますが、上手く創作をすることは可能です。

ポイントは、

「デメリットや短所でも上手く料理することは可能ではないだろうか?」

という意識で作文することです。

他の表現で言うならば、

ピンチを演出して逆転する!

という気概を持つことです。

今までの悪い経歴は最終的な大逆転のための布石、ただの演出に過ぎなかったという意識を持つことです。

英語(外国語や他の技能)が中途半端な成績の場合

おそらくある意味難しいのが、

何もかもが普通だとか、中途半端である場合に何をどう書けば良いのか、ということかもしれません。

普通すぎて特に何もかけない。。。

中途半端すぎて何もかけない。。。

という場合、

①わざわざ敢えて書かない

か、

②これから能力を向上させるために頑張る旨を決意表明する

あたりを選ぶ人が多いのではないか、と思います。

①や②でも特に問題は無いと思われますが、もう一つ挙げるとすれば、

③普通、中途半端な能力しか無いが故にテクノロジーや最新技術を用いた効率化に対して真剣に考えることができる

という解釈の仕方も可能だと思います。

例えば、一ページにつき人力で3分で文字を埋められる人と、人力で16分も時間がかかってしまう人がいたとします。

16分かかってしまう人はこの場合ちょっと能力を向上させようとしたところで、3分で書き上げることができる人に勝てるのはいつの日になるでしょうか?

そもそも勝てる日は来ることはあるのでしょうか?

3分で書き上げる能力を持っている人はさらにその能力を上げてくる可能性が高いため、普通に訓練してもいつまで経っても勝てない可能性の方が高いのではないでしょうか?

そうすると、単純に能力を向上させることを決意表明するよりももっと良い方法がないだろうかと真剣に考えざるを得ません。

例えば、仕事の場ではどんな道具を使用しても基本的には良いのですから、自動文章作成機能などを用いたり、定型文などを大量に用意しておく等の工夫をどのぐらいしているのか、という方が最終的には大事になってくるのではないでしょうか?

そのような発想を持っている人物であるというアピールの方が大事な場面があるかもしれないです。

アピールするポイントは解釈次第でどうにでもなる

以上のように、少しテクニックじみていますが、

デメリットや短所であってもそれを逆にアピールポイントに変えてしまったりだとか、

そもそも、一般的な評価の物差しに振り回されすぎない、

という意識によって味わい深い自己PR文を作成することは可能ではないか、と思います。

物事はすべて解釈次第です。

したがって、この解釈の仕方を柔軟に変更したり、創作することができる能力というのは対外的なアピールの上でも大事な能力になってくるのではないでしょうか。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人6年目かつ会社経営者(法人4期目)。
都内在住、マッチングアプリ上位0.0X%(上位3桁)の超人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
経済的自由のため、新卒で年収1000万円overのトップファームへ。
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INTJ型女性による皆既日食への歩み
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