断捨離した後には部屋の空間を効率的に使用できているのかチェックする

仕事・勤め先
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私は日々自分の部屋にある物を見て、「これって本当に必要なのかな?」と考えて、特に必要が無いと感じた物は手放すことを心がけてきました。

進んでミニマリストになりたいという動機があるという感覚というよりは、自分の消費や購買意欲に対する意思決定基準の精度を上げたいという気持ちとともに、都心の家賃が私にとってあまりにも高すぎるため、どうしても家賃を支払っているだけの価値を自分が享受できているのか気になってしまうというのが大きな理由となっています。

正直、一般的に都心で一人暮らしをしたいと考えた際に、家賃に10万円近くを払うのがデフォルトのような感じになっており、息を吸うだけでこれだけのお金を取られるのが普通なのかと思うと愕然としてしまう、という気持ちになります。

例えば、25平米の部屋に住んでいて家賃を11万円払っているのにもかかわらず、自分が生活をするために必要な空間がもし20平米以下だった場合、この差が存在する分、家賃を無駄に多めに払っているという気持ちになってしまうのです。

公的な健康保険でカバーされるのにもかかわらず、カバーされる分までも民間保険に無闇に入りすぎるのが無駄でしかないのと同様に、どうせ払わなくてはいけないのであれば効率よく家賃を払いたいというのが率直な気持ちなのです。

例えば「この無の空間があるからこそ自分の気持ちを落ち着かせることができる」など、その空間が自分にとって効用があるのであれば、全く問題が無いのですが、私の場合は、部屋が広かったとしてもあまり嬉しくなく、むしろ無駄なスペースが存在していることそのものがいちいち気になって逆に落ち着かなくなってしまうのです。

そのような人がまずやるべき事は小さな物の断捨離となります。

物はそこに存在するだけで保管コストとしての空間を使用することになるので、本当にその空間においてその物は保管されるだけの価値があるのか?使用頻度は高いのか?ということを真剣に考えることになります。

逆に、外付けハードディスクのように、必要になったその時のみ調達すれば良いというものであれば、敢えて家賃を払ってまで自宅という空間において特定の物を保管するのではなく、市場という公的な空間において保存し、必要になったらそれをお金を払うなりして調達したり、シェアリングエコノミーのように一時的に使用するという選択肢をより検討していくことが重要になっていきます。

例えば、私の場合、毎日使っているベッドなどは自宅という空間において保管するだけの価値があると言えると考えていますが、自転車や自動車のように特に都心では気が向いたときにしか使用しない物の場合は、自費で保管料や維持費を払うだけの価値がないとしてシェアリングエコノミーを活用するべきですし、2,3回しか使わなさそうな物で比較的少額な物は必要になったタイミングでその都度買うことが望ましいと考えています。

こうやっていくと、そのうち、「もう断捨離すべき物はなさそうだな」という段階に至ることになります。さすがに普通の人は過激なミニマリストみたいに全部捨てましたみたいなことはやらないでしょうから。

その段階になると、家の中に「現時点で」必要な物だけが置いてあるという状態になります。

「現時点で」と書いてあるのは、将来の時点では新たに断捨離の対象が見つかる可能性があるためです。人間はずっと固定的な存在とは限らず周辺の環境などにも影響されるので、将来の時点で必要になっている物は現時点では一応異なる可能性が存在するからです。

現に私の経験でも、「もう現時点で断捨離すべき物がなさそうだな」と思っていたのに数ヶ月後には自分の状況が変化していたことに気づき、更に断捨離を進めました。変化があったことに加えて自分の状況に変化があったことに私自身が気づいたことにより、さらに必要だと思っていたけれども本当は必要ではなかった物に気づいたのです。

では、「もう断捨離すべき物がなさそうだな」と思ったらもうやるべきことはないのでしょうか?

確かに、上記の私が断捨離をしたがる理由の一つ目のように、「自分の購買意欲や消費について意思決定基準の精度を上げるため」という動機しかない場合にはここで一旦終わらせてもかまわないと考えています。

しかし、私が断捨離をしたがる2つ目の理由である「自分が必要な分の空間を効率よく使用できているか気になるため」という気持ちがあるのであれば、さらにやるべき事があると考えています。

それはこの理由からそのまま導き出されるので、ありきたりと言えばありきたりですが、断捨離を完了した時点で、自分が部屋の中の空間を本当に効率よく使用できているのか検討することです。

普通に検討しようとすると、断捨離によって物が消えた空間については無駄に保管料や維持費としての家賃を支払っているということはすぐに分かると思います。

しかし、それ以外にも無駄が存在している可能性があります。

一体何かというと、その物を活用するために必要となっている空間に無駄がないか否か、という視点です。

このような書き方をしていると非常にまどろっこしいのですが、簡単に言うと、生活動線を効率よく使用できているかチェックすることです。

例えば、冷蔵庫という商品があります。

大抵の冷蔵庫は手前に扉を引くことで開けることが可能になります。

すると、冷蔵庫を活用するためには、冷蔵庫本体分の空間を要するのでは足りず、冷蔵庫の扉を開けることができる空間が手前に必要になることが分かります。

そんなの当たり前でしょ?と思うかもしれませんが、問題は、①冷蔵庫本体分の空間と②冷蔵庫の扉を開けることができるための空間、には決定的な違いがあることです。

すなわち、①は冷蔵庫を使用しようがしなかろうが常に必要になる空間ですが、②は冷蔵庫を使用する時だけ必要になる空間なのです。

したがって、②は空間として確かに必要ではあるものの「時間的」には常に必要ではない、ということです。

激務過ぎて家に帰って寝るだけの生活をしている人は分かると思いますが、家を出ている時間帯はその家を自分の荷物の保管庫として活用しているに過ぎず、生活空間として活用できていないとして「家に帰って寝るだけの部屋にこんなに家賃を払うことになるなんて」と思ったことはあると思います。「家にいない日中分の家賃を払う必要が無ければ良いのに」と思ったことはあるのではないでしょうか?このような要望に応えるためのサービスは一応検討されているようですが、自分の荷物の保管庫として一応部屋は活用されているので、その分としての家賃は払うべきという通念の方がまだ一般的であると考えられます。

話を戻しますが、このように、空間としては必要ではあるものの「時間的」には常に必要ではないという空間を如何に効率よく活用して行くのか、という視点が地味に重要になってくると思います。

そのように考えると、冷蔵庫における②の空間と、他に言えば、ドラム式洗濯機における②の空間を同一平面上に設定するなどの工夫により、このような空間の無駄をなくすることができることが分かると思います。

理屈上は、一つの生活動線としての平面上において、同時に三つ分まで、②の空間として必要ではあるものの「時間的」には常に必要ではない空間を纏めてしまうことが可能になると思われます。

よく考えられた間取りにおいては当然のようにこのような重ねられた空間がしっかりと存在しますが、何も考えていないと、②の空間が部屋の中に点在することとなり、その分、「一応、必要になる空間ではあるものの、そこまで結果的に長時間活用されない空間」が存在することになるのです。

家具における、空間の効率的な利用においては、たとえば「冷蔵庫の上に電子レンジを置く」などの方法によって同一平面において複数分の家具を設置して立体的に活用することで、結果的に平面上は部屋の広さが不要になる方法が非常に有名であり、かつこれはほとんどの人が実践していると思います。

しかし、これはあまりにも当然すぎて全く参考にならないと思われるので、①の空間と②の空間の違いがあるという意識を持っていただくことで、「生活上は確かに必要ではあるものの、時間的には活用し切れていない空間」にも目を向けることができれば新たな発見があるのではないでしょうか?

この視点で考えていくと、生活の中でベッドはほぼ必須ですが、ベッドは基本的に寝る時間しか活用していません。

もし、テレワークなどで、家の中ではベッドで寝ている時間以外は机に向かって仕事をしているというルーティンをこなしている人がいれば、その人は「寝ている時間は机は使用せずにベッドを使用しているが、日中はベッドを使用せずに机のみ使用している」という生活であるかもしれません。

そういう人のために、90度回転させることでベッドと机を相互転換できる家具も一応存在するようです。同一空間でベッドと机を使用することができる商品になります。格納式デスクベッドというようです。

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同一平面ならばシステムベッドという商品が既にあるのだからそれで良いじゃないかと思った人もいるかもしれませんが、システムベッドだとそもそもベッドまで上がったはいいものの勉強や仕事をするべき時間になってもそのまま休みたくなり身体が全く動かないということもあるので人を選ぶ商品だと思います(経験者)。

上記の格納式デスクベッドは荷物の整理の関係で私は導入予定はまだありませんが、空間をより効率的に活用したいと考えている人は検討してみても悪くないかもしれません。

どんな具体的な施策を実際に取り入れるのかはその人の生活設計に関わる話なので、私の方から具体的な方法を列挙することは難しいところもあります。

しかし、一つの視点として、「必要ではありそうだが、時間的には活用し切れていない空間」というものが存在していないかチェックしてみると良い発見があると思っていますし、おすすめできます。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人6年目かつ会社経営者(法人4期目)。
都内在住、マッチングアプリ上位0.0X%(上位3桁)の超人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
経済的自由のため、新卒で年収1000万円overのトップファームへ。
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