自分にとって最適な間取りはどのようなものなのか?と考えて、必要な面積を手元で計算していたのですが、計算上は、15平米あればいけるということが分かってきました。
とはいえ、もちろん、15平米といっても中の設備の配置の仕方によっては難しくなってしまいます。
できることならば、水回りの設備を一カ所に集めることができている物件が望ましいと考えております。
具体的には、洋室の部分を240センチ×240センチぐらいにすることができれば私の場合は住むことができそうです。
残りの部分をできる限りコンパクトにすることができれば、15平米で住むことができそうです。
因みに、これはロフトが存在しない前提で考えています。
ロフトがあれば確かにベッドを置いたり、物置にすることができます。しかし、私の場合そもそもロフトの上に昇りたくないですし、少なくともはしごを設置する部分は空間を余計に必要とすることからロフトは不要と考えています。サービス精神でロフトを付けている部分もあるとは思いますが、むしろない方が良いです。
そこまでやるなら、シェアハウスはダメなのか?ということも考えました。
しかし、シェアハウスは隣人との距離がどうしても近くなってしまうという弱点があり、できれば鉢合わせしたくないという気持ちが強いです。プライバシー性を私は強く重視しています。
また、設備も共同ですので、自分が使いたいタイミングで使うことができないという点も大きな弱点です。
どのようなタイミングでお風呂に入ったりするのか、という話は、「自分の時間を何に使うのか?」という観点で自分自身に決定権がなければいけないと考えているので、他人の時間に左右される余地がある時点で採用できません。
シェアハウスによっては、時間割のような形でお風呂に入る時間を予め決めたりすることもあるようですが、私の場合は仕事をする時間等も全てその日ごとに自分でコントロールしたいという気持ちが強いため、学校の時間割のようにたとえ過去の自分であっても予め指定されてしまうということについて拒否反応があります。
上記のように、自律性を確保するという観点から、やはりシェアハウスに住むことができないと考えています。
ところで、このようなコンパクトな設備を整えた自分の理想に近い間取りを以前発見しましたが、内見だけして申込みをしませんでした。
その物件は新築でありいかにも新しめの雰囲気があったので、決まってもおかしくないのですが、なんと一棟丸ごと全空室でした。大家さんは大変そうです。
気になって私もその物件を内見しましたが、新築なのに決まらない理由がなんとなく分かってきました。
まず、一つ目は立地です。
その物件は駅から徒歩10分の位置にあります。
一般的に駅から徒歩10分以内は駅に近いとされていますが、個人的には狭小住宅の場合は駅から5分以内が望ましいと私は考えています。
何故なら、狭小住宅に住もうとしている人は生活空間を部屋の中で完結させようという気持ちがそもそもありません。
部屋の中に最低限の物を置いて、残りの生活に必要な設備などは部屋の外にアウトソーシングしたほうがコスパがよいと考えている人がそもそも多いわけです。
したがって、部屋は狭くても良いものの、設備がたくさん揃っている駅にかなり近くなければ生活に不便になりやすいのです。
その意味で、駅から徒歩10分となるとそもそも遠すぎるという話になります。
しかも、その物件から駅までの通路においてコンビニを初めとした便利な設備があればまだなんとかなるのですが、その物件は場所が悪いのか、駅に到着するまでまともに買い物などをすることができる場所がありません。
このような点で、利便性が悪いというのがこの物件がなかなか決まらない大きな理由でしょう。
もう一つの大きな理由としては、周辺環境が純粋に悪い、ということです。
近所において騒音が激しい場所があり、それが部屋の中まで聞こえかねない環境でした。
さらに、これらに加えてだめ押しでこの物件が決まらないのは純粋に上記のような悪い要因がいくつもあるにもかかわらず、家賃が高すぎることです。
おそらくは、家賃を下げて募集すればあの物件は入居者が決まると私は考えています。
しかし、現状では新築だからいけると思っているのか家賃を下げる気は無いようです。
これではいつまで経っても決まらないでしょう。
また、この物件の竣工期は賃貸物件の繁忙期の3月をすぎてしまっているため、このままだとずるずると次の繁忙期まで入居者は誰も決まらないでしょう。
間取りはなかなか良いだけに私が惜しいと感じる物件です。
逆に言えば、自分が不動産を購入する際には、やはり立地を最重要視するべきだと感じました。
多少高くても、やはり駅近くに物件を押さえることが重要だと考えています。