起業でも何でもそうだと思われますが、
0を1にする段階が最も苦労します。
もともとモテる人がさらにモテるようになるという正のスパイラルが存在するようですが、
これまでの人生で一度もモテたことがないという人は厳しい戦いを強いられます。
モテるためにはどうすればいいのか、という考察などを見ていると、
「自分はモテている、という感覚にまずはなることです」
などと書かれている物を見かけたりするのですが、
そもそもそのような材料がないので、想像しようがない、感覚が全く掴めない、
そういう段階でつまずいてしまうのです。
一度でも、何らかの成果を収める、すなわち0→1の過程を乗り越えることができたら、
「あ、こんな感じなのか」
ということが分かるので、
1→10も、
10→100も、
100→1000も想像がつくのですが、
0→1を行う事が最大の難関なのですね。
逆に言えば、最も価値があるサービスはこの0→1の過程をサポートするという事になると思われます。
これは、
①本人の行動によって0→1のステップを実際に踏ませる
ことと
②最初から1を本人に与えてしまう
の2択があると思われます。
例えば、買収起業なんかは最初から1を手に入れてしまうという方法論、すなわち②に近い話だと思われます。
①のように実際に0→1のステップを踏ませることはそれはそれで価値があると思われますが、
必ず時間がかかることが弱点です。
逆に、②の弱点は、
金などの他のリソースが要求されることが多い
という点だと思われます。
②のような機会を虎視眈々と狙うために金融資産を始めとした資産形成を普段から頑張っておくという考え方は個人的にはアリだと思われます。
逆の立場で、 0→1の過程をサポートするサービスを実際に行う場合には、クライアントの状況に応じて、①と②の提示を適切に使い分けることができるようになるのが良いと思われます。
場合によっては、①と②をちょうど良いバランスで組み合わせる必要も出てくるかもしれません。
この辺りの方法論を手札のように増やしておくと後々良い事がありそうですね。