最優先すべきは子供を作ることではなく血縁関係の無いコミュニティをつくる方法を考えることではないか

コミュニケーション
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20代後半ともなってくると、人によっては既に結婚していたり、子供が生まれていたりします。

私はまだ独身なのでいずれもやっていませんが、これについていつも考えていたりします。

家庭を持つことで、時間的に忙しくなるのか、特に女性などはそれまでの友達と疎遠になったりするという例があったりするのですが、これは非常にもったいないことをしているのではないかと思わずにはいられないのです。

すなわち、人生の一定期間における時間を自分の人間関係ではなく、自分の子供という特定の人間に対して振っているがために起こってしまう、一種の時間の集中投資の状態だという見方ができるのではないか、ということです。

もちろん、自分の子供に時間とお金を集中投資することによってそれなりの効用、リターンが返ってくる物と確実に言えるならば全く問題ないのですが、果たしてそうと言えるのか?と考えるとなんだか微妙な気持ちになってしまうのです。

たまに、自分の老後の世話をして欲しいだとか、そうではなくとも老人に自分がなってしまってから子供にかまってもらいたいと考えて子供が欲しいと考える人もいますが、そもそもそんなことは期待できないというのが私の考え方です。

私も、自分の親の面倒を見たいという感情的な気持ちには全然なっていないため、自分の子供がいたとしてもそう思ってもらえるとはとても思えないと言うことです。

そう考えると、子供ができることで、少なくとも出産期間、育児期間において、自分の時間とお金などを子供という将来頼りになるのかもわからない血縁関係があるというだけの存在に集中投資をすることを強いられてしまうということを重く見ています。

あとは、自分たちの世話をして欲しいがために親族関係・血縁関係になりたいという意図を感じるのが、婚活などの結婚願望が絡む場面です。

例えば、自分の親の介護を自分の配偶者にやってもらうことを期待している人などが結婚願望を抱いていたり、自分の世話をして欲しいがために取りあえず結婚はしたいというような動機をおそらく持っているのだろうなという印象の方もいますが、

そもそも、このように、血縁関係・親族関係をダシにして結果的に自分が利益を得られるようにしようという発想そのものが私としては受け入れがたいのかもしれません。

「自分の子供だから」「自分の親だから」「自分の家族だから」何かをその人にしてあげよう、という気持ちに私としてはそもそもなれないわけです。

相手に何かをしてあげたいという場面は純粋にその相手に対する好意が生じている場合以外には基本的にあり得ないわけで、そのような親愛関係が血縁関係・親族関係から当然に生じるかのような発想が受け付けないのでしょう。何故ならば、血縁関係があれば親愛関係が生じるというのは当然の帰結ではないからです。

したがって、血縁関係のある子供をつくるという試みをする以前に優先するべきは、血縁関係の無いコミュニティをそもそも作れるようにするという事なのではないか、と改めて感じます。

もちろん、これは子供を産むことを否定する趣旨ではないのですが、上記の通り、血縁関係に頼った人間関係をこれからつくろうと躍起になる以前に、カリキュラムでいう前提科目のように、高校数学を学びたいときには小学生レベルの算数ができないと上手く学べないのと一緒で、まずは血縁関係が無くとも信頼関係を構築できる関係を目指せるようになっておくべきではないかと考えています。

因みに、投資の世界でも、「まずは、投資以前に貯蓄したり、生活防衛資金をつくりましょう」ということが言われますが、とはいえ、私としては例えば毎月の貯蓄可能資金が例えば50万円ぐらいあったとして、月25万円を生活防衛資金、残りの月25万円をインデックス積立投資をするために振り分けるというように、同時並行で少しずつ進めることは可能であると考えています。もちろん、貯蓄可能な状況をまずは創らないと行けないというのは暗黙の前提になります。

これと同じように、例えば、年齢的に子供は早く産みたいという考えがもしあった場合、そのための準備や努力とともに、これと並行して、血縁関係の無いコミュニティをつくるための能力を高めるための努力も進めていくのが、結果的に子供との良好の関係を創るためにも無難であると考えています。

高校数学を学ぼうと思ったが、実は小学生レベルの算数ができていなかったという状況であっても、ずっと小学生レベルの算数ができるようになるための努力をし続けるだけでは意味が無く、これと並行して高校数学の学びも少しずつ進める必要があるという話と似ているのかもしれません。

集中投資を避けるべき、何事もバランスが重要であるということでもありますが、このような絶妙なさじ加減を維持して少しずつ着実に物事を進めていく努力をすることが重要であると感じています。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人6年目かつ会社経営者(法人4期目)。
都内在住、マッチングアプリ上位0.0X%(上位3桁)の超人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
経済的自由のため、新卒で年収1000万円overのトップファームへ。
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ビジネスでは、ファーム内で全パートナー分を凌駕する新規顧客獲得の営業実績を持つ。
20代で役員のオファーを受け就任。

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