備忘のために、私の金融商品の投資金額に対するこれまで変遷を書き記しておきたいと思います。
基本的に私は金融市場の相場にあまり自分の心を左右されたくない、時間も取られたくないという気持ちが強いため、
積立投資を設定して行っています。
したがって、その積立金額の設定によって、投資の結果が左右されることとなります。
今までの変遷としては、
月3万円(2017年)
↓
月23万円(2018年~2019年)
↓
月50万円(2020年)
↓
月80万円(2021年)
となっております。
まず、月3万円時代は主に2017年でして、
2017年というのは私がまだ学生の頃でした。
当時、私は初めて証券口座の開設をsbi証券において手続きしていました。
何故、そのようなことをしていたかというと、当時は成績優秀者向けの給付奨学金が少しずつ手に入っていたことが大きかったです。
給付奨学金を手に入れたはいいものの、しかし、私はもともと生活水準がそこまで高いわけでもないですし、
当時は、「旅行とか行ってもしょうがないのでは?」という状態だったので、
一体これをどう活用するべきなのかわからない状態だったのです。
同時に、当時はブラック企業などの話題も多く、
「自分の意に反して働かなくてはいけないだなんて嫌だ」
という気持ちがとても強かった記憶があります。
学生の頃から社会に出ることに対して強い恐怖感や嫌悪感を感じていました。
そのような気持ちが強い中で出会ったのが、経済的自由、すなわち、
不労所得≧生活費
という概念であり、
投資によってこれを目指すことが可能であるということでした。
そこで、手持ちの資金をまずは金融商品への投資に充てようと思い至ったのです。
しかしながら、当時は文字通り初心者だったので、そもそもどの証券口座を開設するべきなのか、どうやったら開設することができるのか、ということが全く分かりませんでした。
従って、ネット上の色んなブログなどを参考に、最終的にSBI証券にすることに決めたのです。
しかも、開設したはいいものの、
やはり実際に入金するのが怖い
という気持ちに襲われました。
ここでかなり悩んで入金するのに時間がかかったのですが、
「月に3万円くらいだったらいいかもしれない」
とまずは考えることにしたのです。
この時は、月の初めの日に3万円を入金するという設定で積立投資をスタートしました。
その頃は毎日証券口座を開いては1000円程度の増減に一喜一憂していた記憶があります。
もう今では1000円程度の増減に心動かされることはあり得ないです。
このような形でまずは投資というものに慣れるまでに私はかなり時間を使いました。
気持ちが落ち着くようになるまでかなり時間を使いました。
そして、2018年頃になると、投資金額を一気に月23万円まで増やしました。
これはある程度投資における値動きにも気持ちが慣れてきたからという気持ちが大きかったのですが、
同時に、バイト代や給付奨学金を更に手に入れる機会が増えてきたからというのも大きかったです。
やはり、手持ちの資金のうち、現金が占める割合が大きいというのは非常に安心材料となっていました。
また、この頃から、月1回の設定ではなく、毎日積立の設定に切り替えました。
月23万円というのはすなわち、毎日1万円の積立投資の設定を行っていたと言うことを意味しています。
このまま、働き始めてからもほったらかしで投資をするというスタンスが確立されてきました。
もっとも、同時にこの頃私が特に懸念していたのは、
次にいつ暴落が来るのか?
という点でした。
すなわち、2018年というのは2008年、すなわちリーマンショックがあってからちょうど10年後です。
私は基本的な景気循環は10年に一度のサイクルで回るものだと当時は考えていたので、
そろそろ暴落が来るのではないか、
というのはずっと気にしていました。
したがって、まだ若いからと言って、極端な投資金額にはすることなく、現金比率をなるべく高める形にすることにしたのです。
しかし、そのまましばらくはずっと高値の更新が続いており、それが2019年の終わりまで続くことになったのは皆さんがご存じの通りです。
この月23万円の時機というのは、仕事が忙しくて証券口座を開く余裕もほぼなかったので、思いの外、長めにほったらかし投資ができたと考えています。
そして、その後みなさんが知っての通り、コロナショックが来ました。
2020年3月には大幅な暴落を記録したのです。
私は落ちていく株価を見ながら、無心で、機械のように、さらに積立金額を上げました。
これにより、月50万円の積立投資を開始したのです。
後は知っての通り、V時回復を続けているため、含み益もそこから大分増えました。
積立投資の引き上げと同時に、実はスポットで数百万円ほど追加で買い増しもしています。
もっとも、増額の幅については当時は少し迷いもありました。
というのも、当時においても、
「月80万円近く積立投資しても行けるのではないか?」
ということを少し考えていたからです。
しかし、結果的にそれは選びませんでした。
というのも、2020年頃に私は不動産投資の方にも興味を持ち始めていたからというのが大きかったです。
私は株価と不動産の考え方については、
「株価が下がったとしたら、その一年後辺りに不動産の価格が下落して買いやすくなるのではないか?」
という予測を立てており、
とすれば、コロナショックの一年後に不動産投資をするべく、その分の現金は確保しておいた方が良いのではないか?
と考えていたのです。
今振り返ると、上記の予想は全くといって良いほど外れてしまいました。
もっとも、結果的にリスクを取り過ぎない金額の積立投資となったと言えそうなので、そういう意味ではよかったと考えています。
とはいえ、その後2021年には積立投資の金額を月80万円まで上げることにしました。
何故かというと、私の中で不動産投資に対する姿勢が少し変わってきたからです。
不動産投資に興味を持ち始めた当時はまだ手持ちの資金が本当に乏しかったので、
いわゆる、
「不動産投資でFIRE!経済的自由の達成!」
というものに対する憧れのようなものが多少なりともありました。
これはかの有名な本である『金持ち父さん、貧乏父さん』において不動産投資が話題にあがっていたからという影響も大きかったです。
したがって、そういうことをしたかったがゆえに不動産投資に興味を抱いていました。
しかし、よくよく考えると、わざわざ不動産投資のようなリスクを取るタイプの投資で経済的自由を目指さなくても他に手段はいくらでもあるわけです。
したがって、不動産投資は飽くまでも手段の内の一つにすぎないという感覚となり、私の中で位置づけが大幅に下がりました。
また私はもともとリスクをかなり気にするタイプなので、一発退場の可能性が少しでもあるという状況が苦手です。
極限までリスクを抑え、勝つべくして勝つという状況を自分で用意してから勝負しにいくタイプです。
そのため、ほとんど経済的自由を達成できるという状況になってから、初めて不動産投資にチャレンジした方が結果的に気持ちの上で私も安心できると考えています。
そのような理由で、まずは足場を完全に固めるべく、一定の金額までは金融資産を形成することを目指しています。
おそらく、今後は月80万円よりも投資金額を上げる可能性はそこまで高くないのではないか、と踏んでいるのですが、
今後はどうなるのか、私の方針次第です。
今回は、2017年→2021年までの投資金額について、後々の自分の備忘のためにも記しておきました。
今後の自分の投資方針を改めて考える際に参考にする予定です。