最近は単に貯蓄率を高めるのではなく、自分という資産を最大化させるための自己投資などにも積極的に支出しています。
そして、改めて思ったのが、
こんなにお金を使いまくっているのにもかかわらず、強い満足感を得ることができているという点です。
もともと私は手取り貯蓄率90%を目指すため、とにかく最低限の生活を維持できるレベルの支出まで抑え込んでいました。
最近は逆にお金を積極的に使っているので、せっかく貯蓄率を高めたのにそれは本当に意味があったのか?と言われかねないと思い自問自答していました。
しかし、結論から言えばやはり大きな意味があったと感じています。
というのも、生活のための最低限レベルの支出とは何か、どの程度のお金が必要になるのか、というのをしっかりと測定することができたからです。
同時に、今まで無意識に「これは生活のために必要だろう」と勝手に思ってきたものもしっかりと見直して切り捨てることができました。
そのため、今は積極的にお金を使っていると言っても適当に使っているのではなく、常に、
「これは自分の資産の最大化のために資するものか?」
「これは浪費にはならないだろうか」
というのを考えて支出しており、
目的との関係で最大のパフォーマンスを出せるものであれば、支出を惜しまないということができるようになりました。
そして、経済的自立の達成というのは理論上4%ルールで私は考えているところ、
自分の生活のための最低限の支出がいくらかというのをはっきりと測定できていることから、
あくまで机上の空論ですが、
「何千万円以上金融資産などを形成できたら、それ以降は勤め先から支払われる給与を全額自己投資や未来に対する投資に当てることができる」ということを自分の中で実感として持っていることを意味します。
さらっと書いてありますが、これは実はかなり強力な強みになると思います。
もともとの給与が激務によって同年代の平均値よりは高いため、そもそも毎月自己投資に使い得る枠は多いです。
しかも、意外と高所得者でも貯蓄に強い関心のある人というのはいて、彼らはあまりにも堅実すぎる故に、とにかく貯金額を上げることに一生懸命で、他人に対してお金を払うのを意外と躊躇しており、意外と熟考しています。
熟考しているということは、判断が遅くなるということを意味しています。
そのため、誰よりも早く1番にお金を気前よく払うという意思表示をした人に比べてどうしても印象として劣後しやすいという弱点が生じます。
どうしても、人はお金をケチりたがるのですから、そこを敢えてケチらないという姿勢を見せることで、一歩抜きん出ることが可能です。
これを単に知っているだけだと、
「気前は良い人だが、同時に、ただの浪費家で全くお金がたまらない」
という状況に陥ってしまいます。
しかし、確かな投資脳を持っている人というのは、どのような場合に大量のリソースを注ぎ込むべきかということを常日頃から考えているため、
しかるべきのために、どこに支出するべきかということをしっかりと考えた上で、計画的に貯めて、勝負どころで一気に決めるということが可能です。
このようなメリハリは普段から意識していないとおそらくですが身につけようがないかもしれません。
また、判断が早くなるというのも強力な強みであり、時間を事実上お金で買っているのと一緒です。
適当な生き方をしていると、どうしてもお金が大事、老後破産しないようにしなきゃ、という発想になりがちですが、最後に重要になるのはやはり健康体で活動可能な時間がどれほどあるのかという点になります。
今後も、自分の強みを生かして、自己投資として、例えば、健康寿命を伸ばしたりしていけたらいいなと考えています。