生産性を最高レベルに高めるにはどうすればいいのか?
時給を無限大に上げるためにはどうすればいいのか?
そんなことを考えていたら、結局は
存在するだけで富を生み出すことができる状態(being)を目指すしかないのではないか、
と考えました。
何故ならば、それが一番波及効果が高いと考えられるためです。
以下においても言及しているように、波及効果が高い方法を模索することは自分の時間を節約しつつ他人に貢献したり、コミュニケーションを取ることが可能になります。
喩えるならば、アイドルのような存在に近いかもしれませんね。
ただ私の場合は、アイドルのように皆のために歌ったり踊ったり握手会したりだとかそういう感情労働をしなくてはいけない状況は好みません。
結局それは自分のための時間を大して確保できないということに繋がりかねないからです。
どちらかというと、自分が自由に生きていてただなんとなく呼吸をしているだけで富を生み出せるようになりたいところです。
しかも、アイドルなどのように、いわゆる賞味期限というか、時間とともにその富がどんどん失われていくような状態も好みではありません。
資産が時間とともに目減りし、劣化していくのでは無く、むしろ、資本、時間とともに拡大再生産を繰り返し、目減りするどころか年々果てしない増殖・蓄積をし続ける状態を目指したいところです。
で、どうすればそのような存在になれるのか、という話になるのですが、正直まだまだ模索中なんですよね。
存在するだけで富を生み出すことができる状態(being) とはどういう状態なのか、というのをもっと自分の中で具体的にイメージできるようにする必要があると思っています。
一つ思いつくことは、ゲームのうちRPGなどでパーティーにどのような人物を採用するのか、という観点です。
有名なRPGなどですと、魔法使いだとか、剣士だとか色んな職業のメンバーがいたりします。
普通はターン制で、自分のターンが回ってくると、剣士は攻撃コマンドを押して敵を切りつけたり、魔法使いが強力な魔法コマンドで相手に魔法をかけたりするわけですが、
存在するだけで富を生み出すことができる状態(being) とは 特にそのような戦闘におけるコマンドを意識的に入力することなく、味方をサポートできる存在というイメージに近いかもしれないです。
例えば、Aというキャラクターをパーティーに入れるとそれだけで他のメンバーも含めた全員のパラメーターが2倍になるという固有スキルを持っている場合、Aの採用率は高いと思います。
RPGなどでは大抵パーティーに入れることができる人数が4人だとか6人だとかに限られてしまいますが、現実の社会ではそんなことは無く、例えば、大企業が何万人もの従業員を抱えていたりします。
そのような巨大なパーティーであればあるほど、入れるだけで、メンバーのパラメーターを底上げすることができるスキル・能力を持っているのであれば、まず間違いなくAみたいなキャラクターは採用率が高くなります。
だって入れるだけで確実にパーティー全員が強くなるわけですからね。パーティーの構成人数が多ければ多いほどその力は強力です。
本人のパラメーター自体が低くて一見戦力にならなさそうでも、「取りあえず入れておくか」という話になるでしょう。
Aのようなキャラクター1名だけでしかゲームをそもそも進行できないとなると割と厳しいかもしれませんが、現実的には強力な力を持つ剣士のようなキャラクター1名だけで人生ゲームを歩むことができるのか、というとかなり微妙なところです。
剣士も労働時間を費やして、自分の能力を修行によりレベルアップして高めて、戦闘でも時間を費やして、どんどん成果を上げることが可能になりますが、それでもゲームのプレイ時間(=寿命)はどうしても限られているので、その中で最大限の成果を上げることは大変でしょう。
ゲームのキャラクターは人間のように睡眠時間を取らなくても良いですし、時間とともに老化により体力が落ちるということも想定されていないことも多いです(偶にこの設定が入れられているゲームがあったりするのでそれはそれで面白いのですが)。
そう考えていくと、ターン制で自分のターンが回ってきたときのみ(=起きている時間のみ)力が発揮される状態では無く、相手のターンであっても(=寝ている時間であっても)その力が及ぶようなスキルの方が良いですし、なんなら起きているときでも、自分のコマンドを入力することができるとき以外(=仲間が行動するとき)にもスキルの効果が及んでいる方が良いわけです。
もちろん、剣士のようなキャラクターになってRPGを遊ぶのも経験値とともに自分自身が強くなっていくので、それはそれで十分に楽しいとは思うのですが、同時にAのようなキャラクターになることも目指すのが良いのではないか、と思うのです。
もっと言えば、Aのような固有スキルも持っている剣士になるとかなり強いですね。
戦闘コマンドも強いのはもちろん、味方を強力にバックアップしてくれるので、どんなパーティーにも入れておいて損は無いと言うことです。
現実の社会においては、剣士の要素は専門性、プロフェッショナル性、多大なフロー収入のようなもので、Aのような固有スキルの要素としては、職業を超えた汎用性、安定的なストック収入のようなものになるでしょうか。
剣士の要素はハマれば強力ですが、時代とともにその力を失ってしまう可能性があります。良くある設定としては、ソード攻撃が全く通じない敵が出てきた場合は剣士だけだと詰みます。このように、その活躍の場所その物が消えてしまう、いわゆる職業自体が消えたり、強力な競争相手が突然出てきて淘汰される可能性もあります。
しかし、Aのような固有スキルの方は、自分以外の人をもサポートする力なので、職業をすら超えた活躍が可能です。シナジーを気にすること無く取りあえず入れておくだけで効果があるという状態ならば活躍の場その物が消える可能性は低いでしょう。
もっとも、RPGの序盤ですと、Aの固有のスキルがあったとしてもその波及効果が弱すぎて、敵を倒す前にやられてしまい、ゲームオーバーという事態になる可能性もあり、人生の最初期の段階ではまずは剣士のようにまともに戦える状態になることを優先するべきかもしれないです。
近年は、人生100年時代とも言われ、マルチステージがなんだの言われることもありますが、このようなRPGの役割論で考えていくと、
しばらくは、剣士として取りあえず活躍しまくる(まずは、一応の専門性を身につけることを優先する)
↓
25歳ぐらいから、Aのような固有スキルを少しずつ磨いていく(職業を超えた汎用性の高い力を身につける)
↓
30歳ぐらいからは、剣士としてだけでは無く、魔法使い(別の専門性)にも転職できるようにスキルも磨き始める
↓
45歳ぐらいまでに魔法使いとしても活躍できるようになるまでには、Aのような固有スキルをもつ剣士としても活躍しつつ、魔法使いとして活躍できるフィールドも少しずつ開拓する
↓
50歳ぐらいに剣士としての活躍の場がいつのまにか狭くなってきたら、本格的に魔法使いとして活躍する
↓
55歳ぐらいからは、僧侶(別の専門性)にも転職できるようにスキルも磨き始める
↓
・・・・・・
というような流れを創り出せると途中にたとえ空白の期間があってもAのような固有スキルがあればある程度延命できるので、理想的なのかもしれないですね。
さて、このように考えていったとき、Aの固有スキルとして結局現実的に具体的に想定され得るのは何か?という話が出てきますね。
色々あり得そうですね。
実務的に簡単に思いつくこととしては、抜本的な社内システムを更新してしまうことによって、業務フロー改善による生産性の向上を行い続けることができる人材になることでしょうか。
「行い続ける」という言い方にもあるとおり、これは常に効率化を念頭に置いた提案を出し続けることができる人材になる必要があり、1回きりの提案しかできないようではダメです。
「放っておいたら勝手にそのような提案をどんどんしてくれる人」というある種のキャラクター性を持つレベルになる必要があり、
無意識のうちに、呼吸をするように業務の効率化を考え続けるという習慣の習慣化が既に行われている人になることです。
上記で書いたような 自分が自由に生きていてただなんとなく呼吸をしているだけで富を生み出せるようになるためには、このような良い習慣を習慣化することそのものを習慣化することが必要になるでしょうね。
すなわち、習慣化の習慣化を行える人になることです。
習慣化の習慣化についてはなんどか取り上げていますが、これは人生を抜本的に変えてしまう可能性のある強力なスキルだと私は考えています↓
そして、習慣化の習慣化においては、
どのような良習慣を何故習慣化させるのか
という問いをその都度立てることが最も重要なキーでもあります。
すなわち、「身につけたい習慣」などといったキーワードでググると、早起き習慣をはじめとした
みんなが身につけたいと思っている、
「世間的に良いとされている習慣」
は検索結果としてしっかりと出てくるのですが、
それは一般的に良いとされている習慣に過ぎず、それとは別に、自分で、主体的に
「これが自分にとっての良習慣だ」と言える物を自らの力で探し出すことができるかが肝になってきます。
したがって、上記にも書かれている提言を行い続ける習慣とは、全く別の方向性でも何らかの目指すべき状態(being)を導き出した上で、その状態を目指すための良習慣(doing)を自分で考え出し、アレンジする必要があるわけですね。
このような観点で考えていくと、私の中でもう一つ思いついたのは、ラッキーガールになってしまう、すなわち、
「一緒にいるだけで周りの人の運が良くなる」
という状態(being)を大筋として目指すのはアリかもしれないです。
そう考えてみると、そばにいるだけで運の良い人はどのような行動(doing)をしたり、思考を持っているのか、ということを考える必要があります。
これにおいては以下のような習慣が結構使えるのではないか、と考えています。
要は、
リフレーミングの能力に優れていて(ポジティブ思考でもともと感情的に不安定にならない)、(既に自立していてそれに加えて)他者貢献の気持ちを持てていることが当たり前の状態になっている人であって、それに必要な習慣が既に習慣化されている必要があると考えられます。
これによって、ポジティブな雰囲気をまとうようになり、本人的には普通に生きているだけで、良い影響が周りにも伝播しやすくなるわけですね。
これに加えて賢くて、知識も豊富だったら間違いなく役に立つでしょう。
細かい、行動習慣や思考習慣については上に挙げた物以外にもあるとは思われますが、大筋はこのような条件を満たしている人がラッキーガール、すなわち「一緒にいるだけで周りの人の運が良くなる人」になりやすいのではないか、と私は考えています。
もしかしたら、他の筋もあるかもしれませんが、
自分が自由に生きていてただなんとなく呼吸をしているだけで富を生み出せるようになるためには、このような方向性を大筋で満たせば良いのではないか、
私はそのように仮説として考えています。
もし、そのような、ラッキーガールがいるのならば、存在するのならば、是非とも取りあえずはそばに置きたいとあなたも思いませんか?
そのようなラッキーガールも、生まれ持った才能によってできる人が初めから宿命的に決まっているわけでは無く、習慣化による大量の行動や思考の集積によって初めて築き上げられる状態にすぎないのだと私は考えています。
もし、仮に、これが予め定められた生来的なものではなく、自分で意識的に、主体的にこのような状態を一から創りあげることができたとしたら、それこそが一種の芸術作品、アートにもなり得るのではないでしょうか?