ついに金融資産2000万円を達成することができました。
有価証券の含み益の増加によって達成されたものなので、市況が悪ければまた1000万円台に逆戻りすることも勿論ありえます。
しかし、せっかく達成することができたので、記念に今の思いをブログに書くことにしました。
単純に達成感を感じる。しかし、、、、金融資産1000万円達成時より感動は薄い
単純に一番左側の桁の数字が増えたので嬉しいです。
達成感を感じました。
やはり、8桁が今の自分にとってインパクトがある、ということなのかもしれません。
とはいえ、金融資産1000万円を達成した瞬間に比べると、喜びはそこまでおおきくないというのも正直なところです。
単純に考えれば、金融資産1000万円から2000万円になるためには、そこからさらに1000万円をもう一度増やさないと行けないわけですが、
①金融資産1000万円の達成時に比べて年収も上がっており、入金力が高まった
②金融資産1000万円達成時よりもリスク資産の額が増えているため、含み益の増加スピードが速くなった
③金融資産1000万円を達成した段階でその時の倹約の生活習慣がしっかり身についていたことからこのままいけば貯金できるのが当たり前という状態になっており、資産が増えるスピードもある程度事前に予想できた。
この3つの要因により、金融資産1000万円の達成時よりも金融資産2000万円達成の難易度がかなり下がったことが大きいと思います。
やはり、金融資産1000万円達成時までの積み上げがこの結果に活かされているということだと思います。
改めて、金融資産1000万円を達成することそのものが、長い目で見てかなり重要だと感じました。
特に支出の最適化がどんどん進んでいき、ストレス無くお金をそこまで使わない生活が実現できていることは大きいと思います。
老後(65歳以降)のために貯蓄しなきゃ!という気持ちがほぼ完全になくなる
金融資産2000万円を達成してみて一番大きく感じたのがこの点です。
2000万円と言えば、
2019年5月に大いに話題になった「老後2000万円問題」に象徴される数字です。
私は20代なので、年金がもらえるとしたら、繰り上げ受給をしない限り65歳以降のことが老後ということになります。
しかし、65歳になるまでに40年近くあり、正直遠すぎる未来という感覚です。
そして、現段階で、老後2000万円問題をクリアできた、という感覚はさまざまなところで現れ始めました。
まず、インターネット上でお金のことを検索するとかなりの頻度で老後への不安を煽る記事がたくさん出てきます。
正直、お金のことについて関心を持ち、しっかりと貯金しないと行けないと思った際に老後への不安を煽られるとかなり不安になると思います。
貯金=老後への対策
という図式が無意識にメッセージとして発せられていると感じました。
将来のため=老後のため、なのでしょうか?
将来というのは、年齢にも依りますが、その人にとっての20代、30代、40代、50代も含まれるのではないでしょうか?
要するに文字通りこれからの自分の未来のため、というのが将来のため、なのではないでしょうか。
老後のために貯金対策しようね!という趣旨の記事を見かけるたびに違和感をだんだん感じるようになりました。
極めつけは、そこそこ前にワンルームマンション投資の営業マンの営業トークを聞いていて強い違和感を感じたことです。
その営業マンがいうには、ワンルームマンション投資は35年後辺りにローンが完済されたら老後のための家賃収入が入ってくるのが良いとのことでした。
つまりは、老後のための対策が重要です、という営業トークです。
営業マンは「老後までに毎月いくら貯めないといけないとしっかりと計算しなければいけないですよね」などといいながら、毎月いくら貯金するべきか計算を始めました。
その時出てきた結果は、私が老後月20万円で生活する場合に必要な毎月の貯金額は貯金額0の状態から約5万円とのことでした。
・・・・・・
それを聞いて、かなりコメントに困りました。
そもそも、現状の私が月に生活するために20万円も使う必要がありません。
もちろん、老後において医療費が高くなるなどのリスクはあるかもしれませんが、もともと月10万円くらいで生活できるので、そこから月10万円も増えることは想定しがたいです。
そして、毎月に必要な貯金額が5万円とのことですが、
私の入金力は現状でもこの10倍以上であるため、かなりコメントに困りました。
総評すると一ミリも響かない営業トークでした。
老後への対策という点に焦点を当てたのが失敗だったと思います。
しかし、逆に言うと、このような営業トークを平然と行っていると言うことはこれが多くの人にある程度響いているということを裏付けていると思います。
これ以後、「老後の対策として・・・・・・」という言葉を見かけるたびに何だかなあという気分になっています。
マーケティングの用語にしか見えなくなってきました。
老後(65歳以降)のためにもう対策なんてする必要も、意義もないのだという確信が、社会人2年目において金融資産2000万円の達成とともに得られた一番大きな財産だと感じました。
高い定年退職金をもらっている人に対する羨ましいという気持ちが完全に消滅
派生して、高い定年退職金をもらっている人の話を聞いてもなんとも思わなくなりました。
いくら額が高くても、年齢をあと30年以上重ねないと1円も受け取れない時点で意味が無いと感じています。
一周回って、もはやiDecoに魅力を感じない
実は、idecoという制度は使ってみようかなと考えていた時期があり、申込書も取り寄せていました。
idecoは高所得者から見て活用しやすいというイメージがあったので、そのうち入ってみても良いかもしれないという考え方です。
しかし、60歳になるまで引き出せないということを考えると、ロスが大きすぎます。
節税効果があったとしても、やはり20代で入るべきではないという結論に至りました。
今考えていることとしては、私が40歳になった時点でそこそこ高所得の状況であって、かつ、お金がかなり余っていたら入ることを検討しても良いかなと思います。
取りあえず、もはや自分にとってさしてメリットを感じない制度という印象ですので、申込書は一旦廃棄することにしました。
社会人1年目よりも仕事に慣れたのでその分心の余裕が生まれた
今年は社会人2年目の年でもあったので、去年とは大幅に感覚が変わってきました。
社会人1年目の時はとにかく覚えないと行けない仕事が多く
よくわからないところで固まってしまい、異常に時間がかかってしまい、労働時間も長くなりがちでした。
でも、今年は少し慣れてきたせいか、去年に比べて仕事上でもできることが増えてきたような気がします。
優秀な後輩も入ってきてくれて色々助けてくれるので本当にありがたいです。
特にコロナの影響でリモートワークができるようになってからは、私が労働に対してつらいつらいと感じていたことの大半は、特定の時間までに通勤をしなければいけないことそれに伴って朝起きなければいけない時間が制限されてしまうこと、スーツのような疲れる服装をしなければいけないことというのに気がつきました。
まだ、フルリモートが約束されていない状況なので、なかなか都心3区の今住んでいるところから離れることはまだできませんが、働きながら郊外の物件に住むという選択肢が可能になってきたという現状は私の心の救いになっています。
相変わらず、経済的自由の達成に向かって頑張っていますが、働くことに対する苦痛が急速に和らいでおり、勤め先に対する不満が急激になくなってきているため、いわゆるセミリタイア、アーリーリタイア願望のようなものは薄くなってきている、というのが正直な心境です。
むしろ働けば働くほど、こんなに優秀な人たちと日常的に関わりを持てる職場はほとんどないのではないか、もっと色んな事が仕事を通じて吸収できるのではないか、と思い始めています。
自分にとっての理想の働き方についてはまた今後も考えていきたいと思います。
有価証券の含み益は少ないため、金融資産の内訳はほぼ貯金
金融資産1000万円の時と比べてリスク資産の額は増えていますが、残念ながら、含み益は大して多くはありません。
つまり、ほとんど貯金によって金融資産2000万円を達成しているということになります。
これは、そもそも運用期間が短すぎるということや、ほぼETFやインデックス投資に偏っているという事情もあると思います。
運用利回りを伸ばすことも資産形成においては重要だとは考えておりますが、若い内に重要になるのはなんだかんだで(収入-支出)による入金力になるのかなと考えております。
複利の効果も長期で運用しない限りではどうしても出てこないので、現段階ではあまり運用利回りについては過度に期待せず、焦らずに行きたいと考えています。