2021年3月31日。明日からは年度も替わります。
それに伴って社会人3年目にもなるので改めて抱負を語りたいと考えています。
約2年間いわゆる社会人生活を私は送ってきたわけですが、現時点から振り返ってみてみると、そこまで悪い2年間ではなかったような気がしています。
これはおそらく、苦しかった期間を過ぎてのど元過ぎれば熱さを忘れる、という状態に近いのかもしれません。
何がキツかったかと言えば、やはり労働そのものがキツかったです。
労働の難易度に慣れるのもまずキツかったですし、労働以外の周辺部分も意外と精神力を削られます。具体的に言えば、通勤のつらさや職場の人間関係などです。
そんな中でコロナ禍で通勤の苦しみは少なからず解消されつつあるのは僥倖でした。
労働を続けていくと、いわゆるルーティンワークその物をこなすことができるようにはなるのですが、同時につまらなさも感じてしまいます。
かといって、自分がやっている勤め先の仕事が簡単な物ばかりなのか?と言われると全くそのようなことはなく、むしろあまりにも専門性が高く、それを私ができるようにならないという事に対しても苦しみは少なからず感じていたような気がします。
試行錯誤しながらも、ここ2年間は私にとって「働くとはどういうことなのか?」という労働観について深める期間になっていたのだと思います。
とはいえ、正直働いているだけだと数字のような、目に見える成果というのは出しにくいというのも一面としてあります。
頑張っているような気はするけれども、本当に自分は進歩しているのだろうか、昨日よりも少しでも良いから前に進みたいのに進んでいる気が全然しない・・・
そんな時にささやかな支えとなってくれたのはやはり金融資産だったのかもしれません。
自分の金融資産はマネーフォワードで管理しているので、これを開くだけで自分の金融資産を把握できるようになっています。
現在の金融資産は約3000万円です。相変わらず冒険はせずに保守的な運用を心がけています。
貯金や資産運用をしていて良いと思うところは、成果が数字として確かに表される点です。
この辺りが定性的評価の入ってくる仕事とは大きく違う点であると感じます。
半ば癖のようにマネーフォワードを開いて自分の金融資産を確認するようになってしまいましたが、これをやるたびにこの金融資産の額に私のここ2年間ほどの頑張りが数字として反映されている、ということを確かに感じます。
自分がこのように確かに頑張ってきたのだということがマネーフォワードをみるだけでわかるのですから、こんなに嬉しいことはありません。
ところで、金融資産3000万円を達成した人の多くは『心の余裕ができた』という話をしておりますが、実はここ最近の私は残念ながらあまり心の余裕がありませんでした。
というのも、お金がないことが原因となる不安は確かに金融資産3000万円あれば解消できるのですが、ここ最近の私の悩みは、「私がやりたい仕事とは何なのか?」「私のアイデンティティとは?」といった、お金とは全く違う悩みで頭の中が埋め尽くされていたのです。
逆に言えば、お金にまつわる不安を頭の中から追いやることができたというポジティブな解釈も可能ではあるところでもあります。
よくよく見ると、上記の悩みというのは非常にある意味贅沢な物ではあるのです。こんな贅沢な悩みで情緒不安定になるという状況を見ていると、「お金があったとしても人生の悩みは解消しきれない」という見方もできますが、一方で、「お金以外の悩みに集中して悩むことができる」状態になったということなのかもしれません。
こちらの悩みの解決に向けて頑張っていきたいと思います。