仕事をしていると、
「これは、お小遣い稼ぎにしかならないタイプの仕事だな」
と感じるような仕事に遭遇することがあります。
要するに、
一応取り組めば報酬はそれなりにもらえるが、それ以上の物が手に入りそうな予感がしない仕事
と言えるでしょう。
身近なところでいえば、
単発のアルバイト
などがそうかもしれません。
とにかく人手が足りないなどの理由で需要はあり、それなりの報酬は貰えそうではあるが、仕事の内容にやりがいはそこまで感じないものや、
その仕事をやってみたところで、稀有な経験を得られるわけでもない、
といったものです。
すなわち、
有形資産は手に入るが無形資産には期待できない
ということですね。
生きていると、最初の頃は、
「老後2000万円問題とかもあるし、現預金や不動産などの有形資産を増やした方が良いのでは?」
と多くの人が感じて、有形資産を求めることでしょう。
そして、多くの場合、その考えは間違っていないと思います。
しかし、ある程度、資産形成を行い、有形資産を手に入れることができるようになると、
「スキル、能力、人脈、評判などの無形資産の方が実は大事なのでは?」
ということに気付くようになるでしょう。
そして、単なる「お小遣い稼ぎ」でしかない仕事を避けるようになるのです。
例えば、仕事で言えば、
「この仕事をすれば、『勝利』が手に入る」
「この仕事をすれば、『人脈』が手に入る」
といった内容であれば、それは単なる「お小遣い稼ぎ」の仕事ではなく、
次のステップにつながる仕事であると言えるでしょう。
もしかしたら、人生の新しいステージに到達するためのきっかけになるかもしれません。
一方で、有形資産しか手に入らない、
「お小遣い稼ぎ」でしかない仕事
を続けても、有形資産はどんどん増えても、無形資産を増やすことは困難になります。
目の前の選択に対して、
「これは、単なるお小遣い稼ぎに過ぎない」
と言えるのか、
「これは、次のステップに繋がるものだ」
と言えるのか、
その見極めが大事なのですね。