これは、色々と余裕のない人にとっては気づきにくいことかもしれませんが、
実は、
ただの日常
とも呼べる毎日を送っていると、
「ラッキー」
と呼べる事象がいくつも発生していることがあります。
それは、
「なんとなく籤を引いたら当たりが出た」
というものもあるでしょうし、
もっと大きなレベルのものも、
もっと小さなレベルのものも、
よく見たら日常的に起こっているようです。
しかし、起こっていることとそれに本人が注目しているかは別で、
例えば、
「最近仕事が忙しい!」
と仕事によって心の余裕を失っている人の場合、
「良い出会い」
なるものが存在していても、それをラッキーと認識することができず、
「そのままスルーしてしまう」
ということも起きます。
逆に、恋愛などで、
「あの人とうまくいかない」
ということで猛烈に悩んでいる時には、
仕事などでたとえラッキーな出来事があったとしても、
いつの間にかそれをスルーしてしまい、幸福感を感じることができないでしょう。
特に、何かに対して意識を集中してしまう、シングルタスクタイプの人は、
「今、自分の関心が集中している事柄が上手くいっているのか?」
ということに意識を取られやすいのですが、
その場合、それが上手くいくかいかないかで、自分の達成感や幸福感が大きく左右されてしまい、
例えば、全財産を一つの投資先に賭けているかのような気持ちになってしまい、
他に良いことが起こっていても、そこに対して意識が向かないのかもしれません。
しかし、常に自分が関心を持っていることで良い結果が出るとは限らず、
自分が関心をさほど持っていないことにおいても良い結果が毎日少しずつ出ていることがあるので、
それに対して、
「良いことがあった」
「ラッキーな出来事があった」
と感じられるようになることが重要でしょう。
このようなラッキーに気づくためにも
記録
を取っておくことが重要です。
記録さえ取っておけば、客観的に後から評価できるので、
実は、これはラッキーな出来事であった
ということがわかるのです。
記憶
に頼ってしまうと、その時点の主観的な評価が入ってしまうと、
記録
に頼ることで後から冷静になったときに客観的な評価が可能です。
小さな「ラッキー」を見逃さないようにしましょう。