暇というのは恐ろしいものです。
取りあえず、やることがなくなって、「なんか暇だなー」と思わず呟いてしまうとき、何を考え始めますか?
特に何も考えずに、スマホに手を伸ばしてyoutubeとかをみていたら何も考えなくて済むかもしれませんね。
私はときおり、何か物事が一段落つくと、
「あれ?自分は他に何を目指しているんだっけ?何が目標なんだっけ?」
とか、
「何で生きているんだっけ?」
とか、考え始めてしまうときがあります。
特に「何で生きているんだっけ?」と考え始めると危険です。
というのも、ポジティブな気分になれるような結論が出てきた試しがないんですよね。
「自分が生まれてきたのはたまたま両親が『そろそろ子供でも・・・・・・』みたいなノリになったから以上の意味なんて無いよね」
などと考え始めます。
結局、自分が生きている意味など特にない、という結論にならざるをえないという話です。
こうして、ネガティブな気分に引きずられてしまうと、せっかく生まれた暇な時間を有効活用するどころか、逆に、気分が落ちてしまい、
youtube見ていた方がまだマシだったのではないか、
という話になりかねません。
このような形で、多くの人は暇な時間ができたとしても、第4領域、すなわち、緊急ではないし、重要でもない事に時間を使ってしまうんですよね。
では、何故、そもそもこんなことを考えてしまうのか、ということです。
それはおそらく、
「やることが一通り終わって一段落した」
という状態にカギがあるのかなと考えています。
すなわち、「やることが一通り終わって一段落した」ということは、
何かしらの目標に向かって今の時点で取り組むことが可能な行動が全て終わった
という状態です。
その上で、多くは、
行動に対するフィードバックが返ってくるのがしばらく後
という状況です。
例えば、何かのテストで良い結果を出すことを目標にしている際に、テストの日に一生懸命答えを記入して提出した瞬間というのは、 「やることが一通り終わって一段落した」 という状態だと思われます。
そして、テストの結果というのはすぐに出てくることもありますが、大抵は結果発表まで時間がかかるものです。
次の日にはテスト結果が判明しているのならばそこまで困らないのですが、
年を取っていくと、この結果が出るタイミングがどんどん遅くなることがあります。
すぐにわかりやすい結果が出てくるようなイベントがどんどん減ってくるのですよね。
副業とかもすぐに成果とかが出ない人の方が多いのではないでしょうか?しんどいですよね。
一つの種を蒔いたらその種から実りが収穫できるようになるまで30年かかりました、ということもあり得るわけです。
じゃあ、行動を終えてしまって結果を待っているそれまでの間どうすればいいの?
ってなるんですよね。
これは目標が1つしか無いときに起きてしまいやすい現象です。
すなわち、
目標①を達成させるために必要な行動①~⑩があるとして、
目標①だけを見ていると、取りあえず、必要な行動①~⑩を遂行することに一生懸命なうちは順調にいっていれば楽しいのですが、
行動⑩まで終えてしまった段階でもうやることがなくなります。
そして、やるべきことはある程度できた・・・・・・あれ?自分は何がしたかったんだっけ?と考え始めてしまいます。
したがって、必要になる行動⑩まで完了する前に、新たな目標②を探し始めることが重要になってきます。
おおよそのイメージとしては、目標①に対する行動⑥ぐらいまで終わった辺りで、行動⑦にすぐに移行するのでは無く、
目標①だけじゃなくて、新しい目標とか自分にはないだろうか?
と考え始めて、行動⑩まで終える前までに目標②と目標②を達成させるために必要な行動⑪~⑳までも考えておくと無駄がありません。
このように、自分が意識するべき目標を常に考え続ける習慣
というのも結構重要になってくるのではないのかなと思います。
方法としては、紙に書いてその辺りに張っておくのが無難ですが良いかもしれませんね。
自分にとっての目標とは一体なんだったのか?
そして、
これから新たに達成したいと考えている目標は何かないだろうか?
と考え続けることができるようになると、人生を楽しめるかもしれません。
これは例えば、FIREを目指して資産形成を頑張っている人にも起こりえます。
ある程度収入を伸ばして、かつ支出を抑えることができるようになれば、あとは目標達成までは時間の問題だけ、という状態になった人もいるでしょう。
そうすると、FIREはそのうち達成できるかもしれないけど、その結果が出てくるまでじゃあ何をするのか問題が出てくるわけです。
そのまま放置すると、FIREを実際にした後に実際に何もやることが思いつかないという状況になる可能性もあります。
したがって、上記のようなことを意識して、目標を意識し続けるのも良いのではないでしょうか。