実は前から、漫画やアニメやゲームなどを見ていて
「大きな剣って実は使いにくいのでは?」
と考えていました。
しかしながら、↑でもそうですが、実際に漫画やアニメやゲームなどを見ていると大剣を使っているキャラクターはかなり強そうに見えます。
殺傷能力を高めるとおそらく質量が大きくなってしまうと思うので、その分、持ち運ぶのも大変ですし、実際に使用する際にはかなりの筋力が要求されると考えられます。
しかも、おそらく小回りがきくような機動的な動きをすることもかなり難しくなると考えられるので、
メインで戦闘などで使用するべき武器なのか?と言われるとかなり疑問です。
しかし、以下の画像もそうですが、大剣はかなり映えます。
「なんかこの人強そう」
そう思われる見た目です。
そして、このような人物を目の前にしたときに、
「敢えてけんかを売ってやろう」
などと思う人はかなり少なくなるのではないでしょうか?
それどころか、
「取りあえず、トラブルにはならないようにしておこう」
と考えて相手と関わることになると思われます。
そして、実際にこの人物が背負っている大剣を振り回して何かを壊したり、人を傷つけているシーンを見たことが無くとも、そのようなことをやってくる可能性はある、と考えると思われます。
その上で、どこかのタイミングで、
「昔あの人が大剣を振り回して、色々すごかった」
などといった噂話を聞いたらますます「あまり気に障るようなことを言うのはやめておくか」と考えると思われます。
逆の立場では、大剣を背負っている人物は実際に大剣をそこまで使いこなす腕が無くとも、それを背負っているだけで多少はそれに応じた扱いをしてもらえるということになると思われます。
このような状況は、現代社会においてはいわゆる
肩書き
も似たような効果を発揮するのでは無いかと思われます。
例えば、取りあえず医師免許は取っておいているけれども、実際の実務には全く携わっておらず、実質的なスキルはそこまでないという人であっても、
「医師免許を既に取得した人」
という印象を相手には与えることができるので、その印象に応じた扱いをしてもらいやすくなります。
そのため、医師免許を使用せずに、全く他の職業を普段行いつつも、時折訪れる、対外的な見せ方としては医師免許を添えるということもできます。
このような見せ方のみを意識した行動というのも意識してみると面白いかもしれませんね。
すぐに思いつく内容としては、
学歴、難関資格、有名企業所属、上級公務員、、、、
辺りですね。
他にもあり得るとしたら、
年収が高い、スキル販売代金が高い
辺りでしょうか。
これらの良いところは、一度取得してしまえば、それ以降持続的に効果を発揮できるという点です。
TOEICの点数など、数年間のみの効果しか無いものもあるようですが、一生使用できる物は若い間に取りあえず取得しておくというのも立派な戦略だと思われます。
もっとも、同じ種類の物をいくつも取得しても、取得するために費やした時間に対する実際の効果が薄い、ということもありますので、
学歴取得マニア、資格試験マニアなどになってしまうのも考え物です。
これらの見た目に関わる要素は、コミュニケーションコストを下げる効果があるため、真に活用するべきは、どうしてもコミュニケーションコストがかかってしまう物が存在するときだと思います。
例えば、いきなりベンチャー起業して、資金調達をしたくても、全く新しいものというのは基本的に一体何なのかわからないですし、どのくらい収益が上がるのかは分からない物です。
したがって、お金を出す側としては、プロダクトの内容も大事でしょうが、そもそもそれに携わっている人が信用できるのか、という点を考慮せざるを得ません。
このように、コミュニケーションコストを下げておくと、新規に何かやる場合であっても、話が通りやすくなります。
人によってはいつまでも学歴や資格試験などのような「見た目」にかかわる分野のみに注力する人がいますが、その真の使いどころというのを意識してみると今後面白いことができるようになると思われます。