私はもともと田舎から東京に上京しています。
したがって、出身地である田舎に実家があり、そこに親が住んでいます。
普通は年末年始は帰省する、すなわち、田舎に戻って親を始めとする家族と一緒に時を過ごし年を越すということをするのでしょうが、
私の場合、コロナもありますし、今年は忙しいことが予想されますので、年末年始の帰省はしないことにしました。
帰省をする場合、お金の問題を考えなければ
田舎に物理的にいる時間+移動時間+諸々の準備のための時間
が必要だと考えられますが、
この時間に他に何ができるのだろうか?と考えると基本的に特に何もできないと思います。
私は基本的に
「親孝行」
として○○をやるべきと世間的に言われていることに対しては強い警戒心を抱いています。
何故ならば、そのやり方によってはお互いに不幸になる可能性があるためです。
家族という言葉はどうしても「特別な存在」であるとのニュアンスが生まれてしまいますが、
しかし、私はそこはとらえ直しをしており、
「彼らも飽くまで多く居る友人のうちの一人にすぎない」
と考えた方が結局健全な関係になりやすいのではないか、と思っています。
友人の中にもその時点における優先順位の高さなどは勝手に決まりますし、コロナ禍でもありますから、どういう形でコミュニケーションをとるべきなのかということをそういう基準で決めた方が良いのではないか、と考えています。
「家族だから会う」
ではなく、
「今、会いたい人だから会う」
ということです。
勿論、今会いたくない人には会わないですし、私にとって私の親がそのような存在になったら会わなくなるでしょう。
この考え方は、逆に自分が相手から「会いたくない人」認定されて切られてしまうリスクも常にはらんでいます。
そういうリスクが怖いと考える人もいるかもしれませんが、私はこちらの考え方の方が健全ではないかと思っています。
もちろん、今年帰省しないことによって親とのコミュニケーションを一切取るつもりはないとまではいいません。
一応、チャットやメールという便利な通信手段が現代には存在しているのですから、少ない労力と時間で最低限のコミュニケーションを取ることは可能なわけです。
友人が相手だったらその時々の自分の都合や相手の都合によってコミュニケーションツールを適切に選択するわけですから、相手が親であってもそれは同じように考えても良いと思います。
「家族だから○○しなくてはいけない」
という見えない固定観念、思い込みが世の中にはあると思われますが、私はそれに縛られすぎないように生きていきたいと思っています。