「なんとなく平凡に生きているけれども、なんだかこのままではいけないような気がする。」
「今は周りの人と他愛のない話はできるけれども、愚痴ばかりで面白くない。刺激がない。」
「勤め先の仕事の縁に将来性を感じない。仕事に消耗しているばかりで自分のためになったりキャリアアップしている気がしない。」
「勤め先の仕事のクライアントが嫌な人だからストレスが溜まってしまって困る」
「もしかして、このまま無為に年を取っていくだけなのか……?」
このような悩みを抱えている人は多いと思います。
とはいえ、このような悩みを抱えていても実際のところどうすればいいのかわからなかったりすると思います。
このような状態は一種の
閉ざされた世界(ネットワーク)から脱出できない状態
と言えると思います。
ネットワークというのは、人と人とのつながりをイメージして書いています。
すなわち、勤め人であれば、同僚との間に勤め先を通じたネットワークができていますし、勤め先の仕事のクライアントとの間にもネットワークでつながっているわけです。
そして、多くの勤め人はその時間の大半を勤め先で過ごしたり、仮にリモートワークであったとしても勤め先のネットワークに関連したメールの連絡などをすることになるため、
その勤め先で働いている時間はその勤め先に関連したネットワークに閉じ込められているとも言えます。
さらに真面目な人だと勤務時間に限らず、土日もその仕事の事ばかりを考えてしまうわけで実質的に土日も自分の気持ちを勤め先に捧げることになるわけです。
そうなってくると、勤め先のネットワークに自分の人生をつぎ込むことになります。
これによって、年を重ねるにつれて閉ざされた世界(ネットワーク)から段々逃げられなくなって行ってしまうのです。
もちろん、勤め先のネットワークにすべてをつぎ込むということも一つの人生戦略ではあると思います。
しかし、大抵の勤め先というのは定年退職があったり、リストラなどがあったりするわけですから、散々人生の大半の時間をつぎ込んだ割にはあっさり解散してしまって報われない、という状態になったりもします。
したがって、このような閉ざされた世界(ネットワーク)から脱出するためには、
他のネットワークとのつながり
を開拓する必要があります。
これを勤め先から離れている土日にどこまで意識できるかが勝負です。
土日というと休んでいるばかりだから結局できることがないという人も多いと思います。
実際、平日の労働で疲れ切ってしまって土日には何もできないという人は多いですよね。
しかし、よくよく数えてみると、平日と土日の割合というのは実は7:3ぐらいだったりするのです。
土日の割合って意外と多いと思いませんか?
実際には、もっと少ないと感じている人の方が多いと思います。
この土日に他のネットワークとのつながりを開拓するのがよいと思います。
具体的には、
未知の人と出会ってみる
という行動が必要です。
これは対面で話してみるのもそうですし、メールなどを始めとするSNSなどでもよいと思います。
新しい人と出会って、コミュニケーションをとってみると、自分が意外な見られ方をしているということがわかったり、
実はそこまで大したことがなかったと思っていた自分の能力に気付かされることがあるわけです。
閉ざされた世界(ネットワーク)とは全く違う秩序を持っているネットワークに出会うことで、意外と自分でも評価されているということがわかったりするわけですね。
趣味を持っている人はこのような形で趣味を通じた新しいネットワークの開拓を行うことが多いようですね。
また、年齢にもよりますが、転職活動なども未知の人との出会いがある可能性があります。
今のネットワークに閉塞感を感じてしまって仕方がない人や
もっと新しい世界がどこかにあるのではないか?と感じている人や
このままここで年を重ねていくだけの人生で本当にいいのか?
と感じている人は
閉ざされた世界(ネットワーク)からの脱出の第一歩として、
未知の人との出会いを積極的に開拓しましょう。
さらに言えば、自分の友達伝いで他の誰かを紹介してもらうことでもよいかもしれませんね。
今の自分が求めている人を積極的に探しに行きましょう。