「将来はどんな職業をやろうか」
「将来はどんな職業を目指そうか」
そんなことを考えた時に何を思いつくでしょうか?
これは例えば、会社員という枠や
小売業
とか、
エンジニア
とか、
医者
とか、
取り敢えず公務員がいいとかもあるかもしれませんね。
それか、いきなりフリーランス、自営業者として独立したいと考えている人もいるかもしれません。
このように職業という視点で考えた時に、
「無職になりたい」
とわざわざ考える人はあまり多くない気がします。
無職になりたいと考えている人は、既にブラック企業などの被害に遭い、労働=苦痛という図式が頭の中に入ってしまっていたり、
そのようなニュースをどこかで聞いてしまったりして、
「働くのはどういう形であれ無理」
となってしまっているのではないかと思っています。
そして、無職というのは対外的な評判も悪くなりがちなことが多いため、積極的に狙わない人も多いと思います。
しかし、個人的には1番その人のポテンシャルを引き出しやすいという意味で、長い目で見ると、
無職が最強の職業
といってもいい部分があると思っています。
何故ならば、無職というのは仕事をしていないことから他人からの邪魔が入りにくい状態でもあるため、究極の時間持ちでもあるからです。
特に勤め人が仕事をする場合は、その仕事は第一領域すなわち緊急かつ重要な活動であることが多いです。
したがって、無職の場合にはこのような第一領域の活動によって自分のまとまった時間を邪魔されることがなく、第二領域すなわち緊急ではないが重要な活動に力を入れやすいという最大の強みがあります。
もちろん、無職の人の中にはこのような第二領域のように重要な活動を行うことなく、第三領域や第四領域などの重要ではない活動ばかりやってしまう人もいるかもしれません。
しかし、仕事を普通にしている人に比べると圧倒的に第二領域の活動に手をつけやすいという意味では最も恵まれた立場にいることは間違い無いでしょう。
そして、この恵まれた立場を利用すれば、膨大な時間を使って独創性の高い活動を行なって自分自身の価値を高めることも可能です。
もしかしたら、無職の長い期間を経てさまざまなアイデアが湧いたりしてその人は新しい自分に生まれ変わっているという可能性もあるのです。
そういう意味で、無職というのは無限の可能性を秘めた、ポテンシャルの高い最強の職業でもあると言えるでしょう。
とはいえ、いきなり無職になるのは難しいという人もいるでしょう。
職歴がどうとか、収入がどうとか、無職になってしまうことによって色んな問題が生じてしまう人の方が多いはずです。
その場合は勤め先から他の勤め先に転職する際に有給を消化しまくるなどの方法によって擬似的に無職のような状態を作ってしまうのもありかもしれません。
無職の人と同じような状態の時間を短い時間でも構わないので積極的につくるたびにあなたのポテンシャルは無限の広がりを見せ始めます。
自分のまだ見ぬ才能や、無限のポテンシャルを見てみたい、開発したい、そう願っている人は、
無職の人のような時間を積極的に作る
ということを目指してみるのもよいかもしれません。