世の中には
アイデアマン
だとか
発想力が豊かな人
と呼ばれる人々がいます。
彼らは既存の枠組みにとらわれずに新しいアイデアを次々に思いつくことができるため、場合によっては世の中を変えるだけの力を持つ場合があります。
しかし、このような人というのは現実的にはなかなか出てきません。
何故ならば、多くの人は特定の業界で経験を積んでいけばいくほど、その業界における「常識」のようなものが身に沁みついてしまうからです。
常識というのは一種の思い込みや固定観念のようなものです。
特定の固定観念さえ解除してしまえば、
発想力が豊かな人
となりやすいのですが、
しかし、現実的にはなかなか固定観念というのは根強く、普通に生きていると自分がどのような固定観念を持っているのかということに気づくのすら難しいです。
したがって、
自分とは異質の他者との出会い
によって自分の固定観念にまずは気づくことができるのか、というところから話は始まると考えられます。
特に多くの人は同じ業界の人同士で固まりがちで外の世界になかなか出ていこうとはしません。
というのも、特定の業界の人との間の会話の方が前提条件が理解しやすく、心地よく会話しやすいからですね。
しかし、そのような人が多い中、発想力が豊かな人というのは既存の枠からブレイクスルーするために、積極的に外の世界に出て自分とは異質の他者との出会いを積極的に求めている人が多いです。
また、自分が所属している業界以外の分野について、他者と直接会うことはできなくとも、本という形で自分とは異質の他者と会うことも可能です。
これによって、自分が無意識のうちに持っていた固定観念に気付くことができるようになるのですね。
確かに、固定観念に気付くだけでは何も成果はあがりません。
しかし、固定観念を解除するためには前提としてどうしても自分自身の固定観念に気付く必要があります。
自分自身がいつのまにか思い込みを抱いていることは何なのか?
自分の中の固定観念は何なのか?
ということを探すためにも、
積極的に外の世界を見に行く
自分とは異質の他者と出会う
ということを意識してみるのがやはり重要なのだと感じます。