「休むも相場」
という言葉が投資の世界にはあります。
これは、投資を行う人に対する戒めの言葉でもあります。
投資で利益を上げれば「もっと取ってやろう」と思い、
逆に損をすれば「今度は取り返そう」と、常に売ったり買ったりしてしまいがちです。
これは、本人視点だと
「投資を頑張っている」
と感じている状態であり、
その結果、投資の世界に意識が持っていかれるため、
「次は買うべきか」
「いや、次は売るべきか」
ということばかり考えるようになってしまっている状態です。
しかし、実際には、
何もしない
という選択肢も存在します。
この
何もしない
という選択肢が実は最良の場合もあったりするのですね。
これは、周りの状況や自分自身の状況に応じて、
休むべき時は思い切って休むべき
でもあると言えると思います。
しかし、
上手く休みたくても休めない
何かをやっていなければ気が済まない
と感じてしまう人もいます。
これは、例えば、
今まで勤め先でずっと働いていたが急に仕事がなくなってしまった
といった状況や、
今まで勤め先で働きすぎておりドクターストップをかけられているが仕事以外に何も手を付けたことがないため取り敢えず仕事をしたくなってしまう
といった状況にも似ていると思われます。
これについて、言葉の解釈の仕方として、
休む=本当に何もしない
という解釈をしていると、
本当に何もしない自分に嫌気がさしてしまうことになり、
結果上手く休めない
という状況になりがちです。
しかし、
休む=今やっていることは一旦やめて別の事をやる
という幅のある解釈を行うことができると、
今まで仕事漬けだった人が例えば茶道を始めることもできますし、
投資ばかりに熱中していた人が陶芸を始めることもできます。
このように、
今まで未経験だった分野に手を出す
ということもできるわけです。
これによって、自分の人生にさらに幅を持たせることができる、ということも可能です。
このように、
休む=今やっていることは一旦やめて別の事をやる
という解釈ができるようになると、
頑張るべき時に特定の分野に注力し、休むべき時には別の分野に注力するということが可能になります。
これによって自分の気力、エネルギーや時間を適切に配分して将来的に大きな利益を得ることも可能になるでしょう。
休む=今やっていることは一旦やめて別の事をやる
という言葉の解釈をインプットし、
それを実行に移すことができるようになると、
時間や気力を効率的に使用することができます。
そして、このような適切な切り替えともいえるべき行動を習慣化することができれば、
将来的にその複利効果は何倍にもなって返ってくることでしょう。