もしかしたら、人生は運転と似たようなところがあるかもしれませんね。
何らかの目的地に向かうために私たちは人生という道の上で運転を日々行っているのかもしれません。
ところで、以下のような動画を見つけました。
人生を運転シミュレーターに喩えたものです。
詳細は動画を見ていただければ把握できると思われます。
この動画の面白さは
ナビゲーターが傍から見て一般的に怠惰な行動などをしがちな「ダメな人」のような思考をしているところです。
何度も何度も、意味があるのかよくわからないままに
「車を停めてください」
と運転者に対して指示したり、
突然、
「私のやりたいことってこんな事じゃない」
と言い出したり、
「何故、他の車みたいに私の車の性能は良くなかったのだろう」
などと言い出したりするところが面白い点でしょう。
高速道路に入った方が早く目的地に着くはずなのに、なぜか高速道路に入れという指示をしないかと思いきや
「高速道路を使用している他の車はずるい!」
と急に言い出したりするなど非常にいい味を出しています。
この動画を見た人の多くは、
「自分もこのナビゲーターのようによくわからない文句をガタガタ言わないようにして、やるべきことをやった方が良いかもしれない」
という教訓を得たと考えられます。
しかし、個人的に気になったのは、
「この人生運転シミュレーターにおける目的地というのは誰がどんな意味で設定しているのだろうか」
という点です。
そもそも、よくわからないままにこの人生運転シミュレーターにおける目的地は設定されているようです。
その目的地に向かうという目標に向かってナビゲーターは指示を出しているわけですが、
おそらくこのナビゲーターにとって設定された目的地というのは、そのナビゲーターが望んで設定した目的地ではなく、教習所側が勝手に設定した目的地となっていると考えられます。
自分が決めた目的地ではなく、他人から勝手に決められた目的地に向かわなくてはいけない、という指示を案にされているわけですね。
そう考えると、
「なんで、わざわざ頑張って他人によって設定された目的地なんかに行かなくてはならないのだろうか?」
と感じてしまうのはある意味自然なことのように感じます。
よくわからないままに目的に向かって運転させられているがゆえに
自分よりも簡単な努力で目的地に向かうことが可能と思われるよりスペックの高い車を羨ましく感じてしまうのでしょうし、
何の変哲もない道を進みながら、
「なんでこんな同じ景色ばかりが続くところばかりを走らなければならないのだろう。単調すぎる。」
と感じてしまうのだと考えられます。
このナビゲーターにとって、
どうしてもこの目的地に到達したい!
と感じられる目的地をもし設定できたとしたら、このナビゲーターの態度は大きく変わっていた可能性があるのではないか
と私は感じました。
この動画の途中で、目的地を変更しようとしたところで運転者から文句を言われる場面がありますが、
運転を開始した早い段階で自分が本当に向かいたい目的地を見出すことができれば、大きな進路変更をする必要がないことからそこまで大きな文句は出なかった可能性があります。
このように考えていくと、
自分の人生の目的地ってどこなんだろう?
自分がどうしてもこの目的地に到達したいと感じられる場所はどこなのだろうか?
と早い段階から少しずつ考えることが一番重要なのではないか、と感じるのです。
あなたが到達したい人生の目的地はどこでしょうか?