時折、SNSアカウント等に対して、
「簡単に10万稼げます!」
とか
「月収100万は余裕!」
といった
いわゆる
簡単に儲けられる系の怪しい儲け話
に関連したメッセージが届くことがあります。
上記のような謳い文句を見るとついつい心惹かれてしまう人が多いわけなので、このような謳い文句が流行っているのでしょう。
このような誘い文句にどんな反応をするかによってその人の人生のステージというのもおおよそ当たりがつきます。
そもそもの話、
月収100万、すなわち年収で言えば1200万円以上常時稼いでいる人の場合、
このような案件にはさして興味がわかないことが多いです。
「まあ、自分の方が稼げているけどね」
と感じるだけです。
そして、この
月収100万円
という文言を見てしまうと、
勤め先で働いている人は
「月収100万円ということは12か月分で行けば、年収1200万円になるのか!」
などと勝手に脳内変換・脳内妄想をしてしまうのですが、
これは安定した給与がもらえることが当たり前のものと認識しがちな典型的な勤め人のマインドになっています。
実際には、最初の1か月だけ100万円の売上を上げて、残りの11か月分は鳴かず飛ばずの場合であっても、
月収100万円を謳うことは可能なのです。
さらに言えば、この
月収
という言葉も勤め人マインドの人を勘違いさせがちなところがあります。
売上を指しているのか、経費の分を控除した営業利益の部分を指しているのかが判断がつきません。
このように、
月収100万円
という文言を見るだけで、
まともな人は、
怪しい話だな
と気づくことができます。
もっといえば、
誰にでもできる、誰にでも儲けられる
という仕事はどんどん新規参入者が入ってくるため、結局最後には大して稼げなくなる、おいしい案件でもなんでもなくなるという歴史も幾度となく繰り返されています。
このような
歴史認識
がある人は、
「簡単に稼ぐことができます!」
という案内が自分のところに来た時点で、
もうそれが飽和状態であるということを認識することができます。
逆に言えば、
このようなチープな儲け話への関心が薄くなってからが、さらに稼ぐための入り口
ともいえるのだと思われます。
登竜門
のような存在、
あるいは、このような儲け話に対する反応が
試金石
となっているともいえるでしょう。
チープな儲け話への関心が薄くなってからが本番
なのです。