生きていると常々感じることは、
どんな人にとっても、
感情マネジメント能力は最強のスキル
であるということです。
どんな人であっても、生きていると様々な出来事が起こります。
単純に出来事が起こったときに
「ふーん」
と平常心を保てるのであれば、特に問題は生じないのかもしれません。
しかし、実際のところ、
ふつふつと怒りが湧いてきたり、
激しく動揺してしまったり、
強い悲しみを覚えたり、
強い孤独感を感じることもあります。
このような
主にネガティブ方面の
強い感情の揺れ
というのは他の日常生活や仕事面に対しても悪影響を及ぼす可能性があります。
例えば、
あなたが
「これからは毎日一時間英語の勉強を頑張ろう!」
と決意を固めて、
頑張って毎日一時間の英語の勉強を頑張れるだけのタイムマネジメントの能力を用いて、英語勉強時間を頑張って作ったとしても、
いきなり親族が亡くなった
とか
いきなり恋人にフラれた
とか
いきなり失業した
といった大きなイベントによって、
せっかく作り上げた英語の勉強の時間があったとしても、
強い感情の揺れ
が存在することによって、
その時間に頑張るという気力が失われてしまって実際のところ何もできない
といった状況に陥る可能性があります。
したがって、このような
強い感情の揺れ
というものは何らかの形で起こってしまう
遭遇してしまう
という前提で
感情マネジメント能力を普段から鍛えるのは極めて重要と言えるでしょう。
一番有効策だと言えるのは、
何か嫌なことが起こってしまった時には、
「○○が起こってしまったのは自分にとってむしろプラスになる」
というフレームで物事をとらえることです。
これによって、
例えば、頼りにしていた親族が亡くなってしまったとしても、
「親族が亡くなってしまったことによってより自分の自立が促された」
ととらえることができますし、
恋人にフラれてしまった場合であっても、
「この人にフラれてしまったのは、別の人や物事に目を向けるべきというサインなんだ」
ととらえることができます。
「○○が起こってしまったのは自分にとってむしろプラスになる」
というフレームを数学の方程式のように頭の中につねに叩き込んでおくことが重要でしょう。
何かが起こってしまった場合、すべてこのフレームに当てはめるのです。
フレームに当てはめるのだからかなり単純な作業です。
これをとにかく勉強のように仕事のように機械的に行って、
「親族が亡くなってしまったことによってより自分の自立が促された」
「この人にフラれてしまったのは、別の人や物事に目を向けるべきというサインなんだ」
といった意味づけを機械的に導き出すのです。
そして、この意味づけを本気で信じることです。