多くの人は今や
Amazonにお世話になることが当たり前の生活を送っています。
GAFAMの一角としてのAmazonの名前を今や知らない人はほとんどいないでしょう。
私たちの日常をAmazonのサービスは大きく変えていると言えるでしょう。
その株価は最近は下がってきているとはいえ、実は数十年単位という長い目で見てみると、近年相当上がってきているのですよね。
そこでふと、ずっと前のAmazonの株価はどのように推移してきたのだろうかと気になったので、調べてみたところ以下の通り↓
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 前年比 | 前年比% | 売買高(株) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2021 | 3,270.00 | 3,773.08 | 2,881.00 | 3,334.34 | +77.41 | +2.38 | 857,369,795 |
2020 | 1,875.00 | 3,552.25 | 1,626.03 | 3,256.93 | +1,409.09 | +76.3 | 1,248,021,601 |
2019 | 1,465.20 | 2,035.80 | 1,460.93 | 1,847.84 | +345.87 | +23.0 | 977,971,978 |
2018 | 1,172.00 | 2,050.50 | 1,170.51 | 1,501.97 | +332.50 | +28.4 | 1,418,040,266 |
2017 | 757.92 | 1,213.41 | 747.70 | 1,169.47 | +419.60 | +56.0 | 882,949,467 |
2016 | 656.29 | 847.21 | 474.00 | 749.87 | +73.98 | +10.9 | 1,038,805,155 |
2015 | 312.58 | 696.44 | 285.25 | 675.89 | +365.54 | +118 | 957,259,202 |
2014 | 398.80 | 408.06 | 284.00 | 310.35 | -88.44 | -22 | 1,030,226,257 |
2013 | 256.08 | 405.63 | 245.75 | 398.79 | +147.92 | +59.0 | 748,390,410 |
2012 | 175.89 | 264.11 | 172.00 | 250.87 | +77.77 | +44.9 | 1,050,233,531 |
2011 | 181.37 | 246.71 | 160.59 | 173.10 | -6.90 | -3.8 | 1,460,611,235 |
2010 | 136.25 | 185.65 | 105.80 | 180.00 | +45.48 | +33.8 | 1,838,110,730 |
2009 | 51.35 | 145.91 | 47.63 | 134.52 | +83.24 | +162 | 2,146,562,394 |
2008 | 95.35 | 97.43 | 34.68 | 51.28 | -41.36 | -45 | 2,520,502,562 |
2007 | 38.68 | 101.09 | 36.30 | 92.64 | +53.18 | +135 | 2,452,076,484 |
2006 | 47.47 | 48.58 | 25.76 | 39.46 | -7.69 | -16 | 1,792,363,960 |
2005 | 45.05 | 50.00 | 30.60 | 47.15 | +2.86 | +6.46 | 1,816,964,831 |
2004 | 52.76 | 57.82 | 33.00 | 44.29 | -8.33 | -16 | 2,149,770,543 |
2003 | 19.19 | 61.15 | 18.55 | 52.62 | +33.73 | +179 | 2,285,069,107 |
2002 | 10.94 | 25.00 | 9.03 | 18.89 | +8.07 | +74.6 | 2,113,429,343 |
2001 | 15.81 | 22.38 | 5.51 | 10.82 | -4.74 | -30 | 2,111,925,500 |
2000 | 81.50 | 91.50 | 14.88 | 15.56 | -60.56 | -80 | 2,207,048,500 |
1999 | 54.61 | 113.00 | 41.00 | 76.13 | +22.58 | +42.2 | 4,278,770,200 |
1998 | 5.00 | 60.31 | 4.15 | 53.54 | +48.52 | +966 | 5,209,278,600 |
1997 | 2.44 | 5.50 | 1.31 | 5.02 | - | - | 703,826,400 |
これを見ると、
Amazonの2021年の終値は3300ドルを超えている一方で、
1997年の終値はわずか5ドルです。
すなわち、この1997年の段階でAmazonの株に目をつけて購入することができてずっとホールドしていた人はかなりの含み益を記録しているはずです。
実に600倍以上の差がついており、テンバガーなんてものではありません。
したがって結果論から言えば、
1997年の段階でAmazonの株に目をつけて、実際に購入していればかなり儲かった
と言えるわけですが、
このようなことは後になってみればいくらでもいえることでもあるというのが悩ましいところです。
1997年の時点で多少Amazonの株に興味があった人であっても、
当時においては
「この株価では高すぎる」
と感じた人はたくさんいたでしょうし、
その後2001年や2006年の際には株価は大きな停滞をしていることから、
この時点で
「やっぱりあの株価は過大評価されすぎだった」
として手放したりする人もいたと考えられます。
このように順調に伸びない時期も存在していることから、
早めに買っておいてずっとホールドし続ければ、良いということをわかってはいてもなかなか現実的にはできない、
ということがよくわかります。
しかしそのような人が大半を占める中で
ごくごくまれに
「Amazonの株が5ドルの時に買っていたからめちゃくちゃ儲かった!」
という人も実在するのです。
このような人は、
「この会社だったら未来がありそうだ」
と感じながら他の人がとっていないリスクをとったからこそ結果的に大きく儲けることができたと言えるでしょう。
既に人気が出てしまったものに飛びつくのは簡単ですが、まだそこまで日の目を見ていないものに対しても投資するのは簡単ではありません。
これは株価だけではなく、人であっても同様です。
人の場合もわかりやすい成果を上げることができた人は一躍脚光を浴びて人気者になれるのですぐに人が寄ってきます。
しかし、その人が日の目を浴びていない段階で既に目をつけることができるかどうかによって真に目利きができているのかが分かれると思われますし、
人気が出る前から支えてくれた人に対しては本人もよく覚えてくれるものです。
このように、
「将来性のある人、物に投資する勇気があるだけで得をすることがある」
とも言えますし、
特段得をしなかったとしても、
人の場合には、
「自分の芽が出ていない時にもちゃんと自分を見てくれた人」
として
純粋に相手にも好いてもらいやすい
といえるでしょう。
そのため、
まだ世の中にはそこまで認められてはいない物であっても、
自分が
いいな
と感じたものには
多少リスクがあったとしても投資してみるのがいいかもしれませんね。
最近は、米国株自体がかなり厳しい市況になってはいるようですが、それでも長い目でみたらどうか?という長期的な視点を忘れないようにしたいものです。