真面目な人や
意識の高い人は
「成長したい!」
と考えながら、仕事に対して頑張っていたりするようです。
仕事に対するモチベーションについても、
お金が欲しい
とか
やりがいが欲しい
といった要素に加えて
自分自身が成長したい
という要素を求めている人は多いようです。
しかし、この成長という要素に対して、
「できる限り楽しみながら成長できたらいいな」
とポジティブな気持ち、ウキウキした気持ちで臨んでいると実は結果的にそこまで大きな成長ができないことが多いです。
むしろ、
「辛い」
とか
「苦しい」
と感じるような出来事に見舞われ、
「どうして私がこんな目に」
とか
「いったいどうすればいいのかわからない」
とか
「もう俺は詰んでしまった?」
とか
「どうしてあの時あんなミスをしてしまったんだ」
といったネガティブなことを感じる状況に直面した時の方が、結果的に成長の幅はぐっと広がります。
これは挫折や絶望を味わった時の方がその時直面した状況について否応なしに真剣に考えざるを得なくなるから、というのもあると思われます。
トントン拍子に上手くいっている人を見ると羨ましく見えてしまうかもしれませんが、
実際にはすんなりとうまくいった人よりも
紆余曲折
を経た人の方が成長しているといった場合も多いです。
これは、
人生をスゴロクのようなゲームだと考えた際に、
辛いマスに止まってしまった時の方が早く「成長した後の自分」というゴールに近づける
とも言えます。
例えば、
今の自分をスタート地点として、
「失敗した 2マス進む」
といった辛いマスによってコマを急に進めることができる一方で、
「楽な道を選んだ 2マス戻る」
という楽なマスに止まると成長が鈍化したり、逆戻りしたりするといったことになるでしょう。
これは、
「変化を拒む ふりだしに戻る」
といったマスもあるでしょうし、
逆に、
「大きな挫折を味わう 10マス進む」
という衝撃的なマスもあるでしょう。
しかし、その衝撃の大きさゆえに大きな飛躍をもたらすことになるのです。
このように、
成長とは辛いマスに止まった方が早く進めるスゴロクである
といえるでしょう。
辛いマスに止まっている間はすごく辛い思いをするかもしれません。
渦中は常に辛いものです。
しかし、そこを一旦抜けてしまえば、
大きな成長が待っているでしょう。
そういう意味では、死なない程度に積極的に辛いマスに止まってみる、というのも良いかもしれません。