投資というのは一般的に
夢あるもの
というイメージがあるようです。
書店などに行くと、株式投資のコーナーなどで
「私はこのような方法で1億円投資で稼ぎました!」
とか
「たった一日で1000万円儲かりました!」
といった景気の良いフレーズが目につきますし、
SNSなども見ていても、
「今日は1日で120万円儲かりました」
「寝て起きたらお金めっちゃ増えてたw」
といった景気の良い話が大量に目の前に飛び込んできます。
特に、勤め人の場合は、一日に大金を稼ぐことがほぼできないため、
このような話を見ると、
「いいな~」
と感じてしまうでしょうし、
「自分も一気に100万円とか稼ぎたいな~今の仕事キツイし……」
とついつい考えてしまいます。
しかし、実際には常に景気が良い話ばかりではありません。
一気に数百万も増えてしまうということは、一気に数百万円も減ってしまう可能性があるのです。
投資とはそういう物です。
投資を始めたばかりの人はそもそもの投資元本が少ないことからなかなか実感しにくいところではあるのですが、
そこそこの投資元本になってくると、増えるのも減るのもスケールが大きくなってきます。
たった一日で一気に毎月の給与以上の儲けが出ることもありますし、
一気に100万単位での儲けが出ることもあります。
そして、同時に、
一気に100万円単位で損をしてしまう可能性もあるのです。
投資元本が増えれば増えるほど、
儲けも甚大
になりますし、
損も甚大
になるのです。
このようなことが経験とともにわかってくると、
投資で一日で100万円単位で儲かっても動じなくなりますし、
それが当たり前のものと受け止められるようになります。
そして、
「一気に100万単位での儲けが出るならば、一気に100万円単位で損をする可能性もある」
ということが肌感覚で分かるようになります。
こうして、
投資で一日で100万円単位で儲かっても動じなくなり、
自分のやるべきことに集中できるようになってくるのです。
このような話は投資に対する
夢あるもの
というイメージを崩してしまうかもしれません。
しかし、
いわゆる長期を睨んだ投資というのはそういうものなのではないでしょうか。
投資は常に順風満帆とは限らない。
そのことが腑に落ちるようになってから、
投資の成績がついてくるようになることでしょう。