2022年に入ってから円安傾向が続いています。
それもあってか、
資産運用において通貨分散しよう
といった話や
日本円だけでは価値が目減りしてしまうのでドルでも運用しよう
といった話をよく耳にするようになりました。
この手の話はやっているひとはずっと前から当たり前のようにやっていることでもあるのですが、世間的に大きくクローズアップされているのは実際に円安が進んでいるからでしょう。
私の周りでも、
「今まで日本円を貯金していたけど、ドルとかにした方が良いのかも?」
といった話や、
「資産運用に興味はなかったけれどやってみようかな?」
といった話をする人も出てきています。
このような話を聞いていると、
「資産運用」において、通貨分散しよう
といった発想になっただけで終わる可能性がありますが、
実際には、
「今が円安のピークかもしれないからドルに換えるのに躊躇してしまう」
といった心理的なハードルが存在していたりします。
例えばの話、1ドル=150円というレートを記録したとして、
そこからさらに円安が進むのか、
あるいは
また円高に戻るのか、
といったことを確実に当てることはできません。
再び1ドル=70円を記録する可能性もありますよね。
今後どうなるのか?
どちらに進むのだろうか?
と多くの人は迷いながらも意思決定をすることになります。
ここはその人なりの判断に任せることになるでしょう。投資は自己責任ですからね。
しかし、よくよく考えてみると、
このような悩み自体は、
「今現在日本円だけで稼いでいて、かつ手元にも日本円ばかりしかない」
という状態だからこそ起こっていると言えるでしょう。
日本で暮らしていると、どうしても、
日本円で稼ぐ
のが当たり前だと思いがちです。
特に労働で収入を得ている人はその感覚が根強いでしょう。
一部の外資系の企業などに勤めている人や海外駐在を経験されている方は、ドルベースでの給与支払いがあったりするようなので、この限りではないのですが、
日系企業に勤めている場合は日本円で給与をもらえるのが当たり前だと思いがちです。
しかし、グローバル化が進んだ現在では、
外貨でも稼ぐ
というのも選択肢に入ってくるのです。
日本円で稼ぐのが当たり前
だった人は、
「実は、日本円以外で稼ぐというルートが存在する」
ということを知っておくとよいと思います。
特に、ドルで稼げる人で、米国株投資に興味津々な人は、
「今が円安のピークかもしれないから手元の日本円をドルに換えて米国株に投資するのにちょっと躊躇してしまう」
といった悩みから一定程度解放されるでしょう。
何故ならば、ドルで稼げる人はすでに手元にドルが存在するわけですから、そのままドル転など不要で米国株を購入するなりできるからです。
また、ドルで稼ぐ人の場合、
1ドル=100円
であろうが、
1ドル=150円
であろうが、
お客さんに同じ○○ドルを請求出来て稼げるのですから、
それを円に換える場合には、円安の場合にはかなり得をする可能性があります。
もちろん、円安傾向が終わってしまって、円高がどんどん進んでしまうというシナリオもあり得ますから、
その際には、ドルで稼いでいても大きなお得感は生じないかもしれません。
しかし、
日本円でも稼げるし、外貨でも稼げる
といった
稼ぎのリスク分散
ができている人の場合は、
円安に転んでも、円高に転んでも
上手く立ち回ることができるでしょう。
ドルを始めとして、
「外貨で稼げる人」はそれだけで強い
と言えると思います。
もちろん、
「いきなり、外貨で稼ぐといっても色々と私には足りないから無理」
と思う人も多いと思うので、
これは参考程度に頭の隅に置いておいてよい話だと思います。
しかし、
日本円で稼ぐ
という固定観念が染みついていた人は、
外貨で稼ぐといった選択肢の存在を知るだけでも見える世界が変わってきます。
「人生が変わるきっかけ」
というのはこのような
小さな固定観念の解除から始まるのです。。。。
なお、忘れがちですが、外貨取引や外貨預金等で儲かる場合は税金がかかるので、税金のことはしっかり調べておきましょう。