「自分の才能って何だろう?」
「そもそも、自分には才能はあるのだろうか……?」
「多分、こういう才能は自分にはありそうだけど、他には何かあるんだろうか……?」
などと考えたことはある人は多いでしょう。
これに対する答えを求めて、
適職診断
や
性格診断
といったサービスをやってみたり、
書籍に書いてある、才能の発見方法といった方法論に興味を抱いたことがある人もいるでしょう。
しかし、このようなサービスや書籍は一般向けに出されていることから、
そこから出てくる答えも、
かなり抽象的な内容であることが多いです。
例えば、大雑把な職業の適性がわかったとして、その職業についてみても、
勤め先の都合による配属で全く適性のない部署に行ってしまったりすることもあったり、
ポジションによっては、自分の不得意なこともやらざるを得なくなってしまい、それによるストレスなども抱えることとなり、
結果的に、
「自分はここには向いていなかったのでは??」
とか
「やっぱり、才能がなかったのでは???」
などと抽象的な結論を出してしまいがちなところもあります。
そこで、思い切って職種を変えたりしてみて、
「他に、もっと自分に向いているところがあるんじゃないか?」
と旅を始めることになるかもしれません。
しかし、そうしてみたところで、
「良いところもあるけれども、何かが違うような……」
などと感じてしまい、さらに旅を続けることになるかもしれません。
職業名のように抽象的な枠組みで物を考えてしまうと、
どれもこれも、微妙だ……
といった話になってしまい、
結局
「自分には特に才能はない……?」
などといった話になってしまうでしょう。
抽象的な枠組みで自分の才能を計ろうとすると、このような罠にはまったまま抜け出せなくなります。
例えば、
「花が好きだから、花屋さんになりたい」
と考えたとしても、
単に、自分が店に並んだ花を見るのが好きなだけであって、
取引先との交渉
や
お客さんとのコミュニケーション
や
花の維持管理
や
経理などの事務作業
といった業務はストレスを抱えてしまうといったことになり、あまりやりたくない、という話になりかねません。
特に大きな勤め先は分業化が進んでいるため、一度も店先で並んでいる花を見る機会がない部署に配属されてしまうといったこともあり得るでしょう。
このように、
○○という作業は得意だし好きだが、××という作業は苦手だしストレスを感じる
といった細かい部分でその人の向き不向きというのも存在しています。
そして、このような具体的なレベルで、
自分には向いているのか?向いていないのか?
自分には才能があるのか、ないのか?
といったことを考え、把握していく必要があります。
そして、これは実際に仕事や趣味をしていく中で少しずつ判明することになるでしょう。
確かに、
適職診断
や
性格診断
は抽象的で、大きな方向感は示してくれるかもしれませんが、
実際に、物事に取り組んでみないことには、
具体的なレベルでの
才能
の有無というのは実はわかりません。
試行錯誤を通じて、
「○○という作業は自分に向いていそうだ」
ということが少しずつ判明していくのです。
このような試行錯誤は
あなたの未だ見ぬ「才能」を発掘する旅
を続けているともいえるでしょう。
このような旅は試行錯誤に要する時間がかなり必要になってしまいますが、
経験値というパーソナルデータがどんどん蓄積されていくことになるため、かなり精度の高い分析結果をあなたの中で出すことがゆくゆくはできるようになると考えられます。
実際には、日記を始めとした記録をしっかりと付けることによって、自分の向き不向きを細かいレベルで把握することが重要になってくるでしょう。
「自分の才能って何だろう?」
とか
「そもそも、自分には才能はあるのだろうか……?」
とか
「多分、こういう才能は自分にはありそうだけど、他には何かあるんだろうか……?」
といったことを考えている人は、
あなたの未だ見ぬ「才能」を発掘する旅
という一種の冒険をしてみましょう。
そうすることによって、精度高く新しい発見を得ることができるでしょう。