すべての悩みは人間関係に関する悩みである。
といわれることがあります。
これはその通りだなと感じることがよくあります。
特に
「あなたが必要です」と誰かに言われたいのに言われない
といった悩みはものすごく多いです。
「あなたが必要です」
と言ってほしい主体は人それぞれ違うことでしょう。
親に言われたいか、
子供に言われたいか、
孫に言われたいか、
友達に言われたいか、
配偶者に言われたいか、
恋人に言われたいか、
勤め先に言われたいか、
取引先に言われたいか、
その時の状況やその人によって異なりますが、
多くの人の悩みは、
家族、恋愛、仕事に関することも多く、
それは上記のような人物に、
「あなたが必要です」と言われたいのに言われない
ということから生じる悩みでもあることでしょう。
そして、
「あなたが必要です」と特定の人に言われたい場合、コミュニケーション能力等を磨くということがまずは大事になることでしょう。
例えば、
親であれば、子供が自分に何を求めているのか、落ち着いて考えてみたりすることが必要になるかもしれません。
しかし、
状況によっては、いくら自分なりに頑張ってみても、上手くいかないこともあります。
例えば、
「どうしてもAさんに認められたい!」
と考えてあなたがAさんから認められるための努力を重ねたとしても、
Aさんからは芳しくない反応しか返ってこないこともあります。
このような場合、
Aさんに執着するのではなく、他の人からの承認を得ることに注力した方が話が早いことがあります。
特に、恋愛や家族関係の悩みだと
「〇〇さんから認められないといけないんだ!〇〇さんじゃないとダメ!」
と特定の人物に対する執着心を強くしてしまいがちで、それで何年もの間悶々としている人もいたりします。
しかし、実際には
特定の人物のことは一旦忘れて、他のことに注力することで数年後に○○さんから認められる、あるいはそういうチャンスに恵まれるといったことも起こるので、
同じ人物にばかりしつこく執着してしまうのは時間がもったいなくなってしまう、ということもよくあるのです。
そのためにも、色々と熱中できる対象を増やしておくことが良いでしょう。
タイミングが良いときに、上手くあなたが進化していれば、そのような人に認められる可能性が高まります。
人の悩みの出どころは「あなたが必要です」と言われたいのに言われないことにあります
そして、今はなくとも、今後そのような悩みが出てくる人もいることでしょう。
したがって、
①コミュニケーション能力について研究しておく
②熱中先、意識を注力する先を予め増やしておく
といった辺りが予防策になると考えられます。
これらに加えて、
③一見して都合が悪い事象が起こってしまった際のリフレーミングの能力を高めておき、固定観念にとらわれずに「物事に対する捉え方」のバリエーションを増やしておく
ことも重要になるでしょう。