私が常々気にしているのは、如何に健康寿命を長くすることができるのか、ということです。
健康というと、どうしても身体がしっかりと五体満足で動くのか、身体能力的に衰えないようにすればどうすれば良いのか、風邪を予防するにはどうすればよいのか、ということから考えざるを得ないところがありますが、私がより重要視しているのは、身体の健康に加えて心の健康です。
すなわち、不安感がやたらと強かったりイライラしやすかったりして何事にも集中しにくかったり、情緒不安定になってしまって衝動的に賢くない判断をしてしまわないようにするにはどうすれば良いのかということについても関心があります。
そして、特に私が常々思っている、気になっているのが、「夜になるとやたらと意味も無く不安感が増しやすい」ということです。
調べていくと、セロトニンがあまり出ていないことが原因だというような説明を見るので、足りない栄養素が出ないように気をつけているものの、どうもそれ以外にも原因があるのかもしれないと思う時があります。
すなわち、夜においてふとやるべき事が無くなってしまったりだとか、孤独を感じてしまったりだとかしたときにやたらと強い不安感を感じたりするような傾向にありそうです。
私の体感だと夜21時直前当たりにこのような症状に襲われやすいという傾向にあるようです。このあたりはおそらく個人差があるのでしょう。
毎日の私自身の行動を逐一チェックしているとどうやら賢くない判断や行動をしがちなのがこの時間帯のようです。
逆に言えば、この魔の時間帯を如何に乗り越えることができるのかどうか、ということが私の心の健康にとって結構重要だと言うことが分かります。
そもそも、自分の精神状態を細かくチェックしていないとこのような実態が把握できないということを考えると、そもそも自分自身を知るための行動記録をしっかりと取って実態把握をしようとする意思がまず大事になると思います。具体的に言うと、日記を書くことが非常におすすめです。自分の精神状態が荒れているときがかなりわかりやすくなります。
正直、自分自身の精神状態を日記を見返すという形で、客観的に見るとかなり哀れに見える部分もあります。
医者が患者に対して処方箋を出すためにはしっかりと診察をして事実をしっかりと把握する必要があるのと一緒で自分の精神状態についても丁寧にその動き、変化を負っておくことが重要だと思っています。
私は今は日記を書くという形でアナログな方式でこのデータを個人的に集めていますが、おそらくはこれからはテクノロジーを用いて精神状態が荒れやすい傾向などを簡単に調べた上で分析することが可能になるかもしれないということも頭の隅で考えています。
その上で、この魔の時間帯が存在すると言うことが分かっているのであれば、この時間帯に何か私の周辺状況を変えてしまうということが解決策の一つとして考えられるのではないか、と考えています。
いつもはこの時間帯は何かが一段落ついてしまい、さてどうしようかなどと考え始めることが多いので、敢えて外出してみるなどの方策が具体的には必要になるのではないか、という仮説を立てています。
非常に地味な取り組みだと思われるかもしれませんが、急に情緒不安定になってしまうというのは下手な行動や危ない行動を衝動的にしてしまう可能性が高いという意味で非常にリスクの高い状態であると認識しているので、これを解決することが自分の人生をより満足いく物にするために必須になると考えています。
人の漠然とした不安感につけ込んでそれをビジネスにするサービスはこの世の中にたくさんあるわけですから、これを自分自身である程度解消することができるというのは、自分の機嫌を自分でしっかりと取ることができるという意味で貴重な能力、スキルの一つと言えるのではないでしょうか。
すなわち、自分の機嫌を自分でとることができるようになる、ということはQOLを高めるためにもとてつもなく重要なことであると考えられます。
成人しても自分の精神状態を保つために他人に頼らないといけなかったり、時には怒鳴りつけたりする人も中にはいますが、いつまでもそんなことをするわけにはいきません。
自分の精神状態は自分自身の力で工夫によって保ちましょう。自立した人間として。
そのためにも、まずはファーストステップとして自分自身の気分の上下を的確に把握することが大事になってくると思います。