浪費を後から自己投資に転化してしまう技術

リフレーミング
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節約を意識するたびに、消費、浪費、投資にわけることが重要だという話を聞きます。

もっとも、浪費と投資の区別というのは実際なかなか難しいとの感じるところです。

一般的に、投下資本以上の物を回収できる目処が立っている物を投資と呼びそれ以外のものを浪費と呼ぶのが正解筋のようです。

しかし、実際にお金を投下する前にどれほどのROIが期待できるのか、という点が果たして予想できるのか?という問題から逃れられません。

明らかな無駄遣いということが分かれば手を出さなくても済むのですが、なかなか難しいですね。

そして、昔はどう見ても無駄でしかなかったとしても、ゆくゆくは自分にとって実になったということもあり得るわけですから、支出の時点で、投下資本を入れる時点での価値判断のみに依拠するのはそれはそれでリスクがあると考えています。

馬鹿なことをやっていても、ゆくゆくはそれをネタにしてしまうことによって、回収してしまうということも可能なわけで、このような浪費をあとから投資に転化してしまう技術のようなものが案外大事になるのではないか、とも考えています。

これにより、一種のリフレーミング、解釈替えのようなものを行う事ができるわけです。

たとえば、節約を頑張る前の人が、浪費ばかりしていたとしても、そのような浪費ばかりを実際に行っていた経験談から、「やはり、あれにお金を使っていたのは無駄だということがよくわかったので、逆に節約できた」と語っていることがあります。

そして、このような経験を持っている人の方が一見ストイックな節約生活を行えている、というパターンもあったりします。

したがって、投資か、浪費か、支出の時点でわからなかったとしても、浪費を後から投資に転化してしまう技術を用いて理論上はすべて自己投資にすることは可能ではないか、とも考えることがあるのです。

もっとも、このような浪費を投資に転化する技術を持ってしても、大したROIを上げることは限界があります。

したがって、一種のリフレーミングの技術として、あるいは一見した浪費をつい行ってしまった際の言い訳を用意するという観点からも、浪費を投資に転化する技術を普段から磨いてきつつ、原則としては一般的に自己投資と呼ばれている物に大きく振るという姿勢が重要になってくるのではないか、と考えています。

このような方針をとって、堅実な自己投資をしつつ、浪費をする割合を10%ぐらいにとどめておくことが、過度な節約でもなく、かといって無駄遣いをしすぎないというバランスのとれた生活を送ることが可能になるのではないでしょうか?

とはいっても、案外いきなりこれを行うというのは難しいとも考えています。

したがって、

①まずは、生活に必要な最低限の固定費(=消費)を把握するためとにかくストイックに節約、支出を制限しまくり、自分の状況をモニタリングする。残りは金融資本へ。

②①だけでは自分が取りあえず生きていくことしかできなくなるため、一般的に自己投資と呼ばれている物、例えば健康を維持するための意識的な支出、勉強に関する支出などを少しずつ行い、極めて堅実な自己投資体質の人間になる

③②まで行くと堅実すぎて逆につまらない人間になるため、経済的自由の程度がある程度高まった段階で、敢えて浪費を復活させつつ、浪費を投資に転化する技術を少しずつ磨いていき、堅実なくせに個性を発揮することができるようにする

という順番をしっかりと守ることが重要になるのではないか、と個人的に考えています。

これは①で消費を把握し、②で投資を把握し、③で、浪費を投資に転化することを模索することによって安定的な人生を歩みつつ、人生を楽しむという観点を取り入れるという発想で考えています。

いきなり、①②③の視点をごちゃ混ぜにすると精度の高い分析が難しくなってしまうので、この順番を守ってしっかりと自分自身の経過観察、モニタリングを行うという姿勢が重要です。

私自身はこの順番を守ることが非常に良いと考えていますが、このやり方には残念ながら一つ重大な弱点があります。

端的に言うと、③に行くまでは世間的に見てストイックな支出をし続けないと行けないため、①②の段階で心が折れる人がいる可能性があると言うことです。

そもそも③に入る時点である程度経済的自由を達成できる目処が立っているからこその超堅実戦略であるためです。

というか、まず①の時点でつらいかもしれません。いきなりあらゆるものを断捨離する必要性に迫られるからです。

でも、自分の人生を大きく見直し、自分の人生を作り替える過程であると考えるとこれは一種の犠牲なのかもしれませんね。

自分の人生を本気で見直したいという人は①→②→③の順番を愚直に守ることが重要かと思われます。

なんだか一種の修行の提案みたいになってしまいましたが、学校の勉強と同じでしっかりとやるべき事はやった上で遊びを取り入れるのが一番良いという話で、非常につまらないがしかし、堅実な戦略であると思いますし、このような一種の修行のようにしか見えない過程を愚直に積み上げていくことによって、勝つべくして勝つ状態になることが長い人生を思うと精神衛生上重要ではないか、とも思うのです。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人6年目かつ会社経営者(法人4期目)。
都内在住、マッチングアプリ上位0.0X%(上位3桁)の超人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
経済的自由のため、新卒で年収1000万円overのトップファームへ。
手取り月収貯蓄率90%overを達成。
ビジネスでは、ファーム内で全パートナー分を凌駕する新規顧客獲得の営業実績を持つ。
20代で役員のオファーを受け就任。

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INTJ型女性による皆既日食への歩み
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