ついに、働き始めてから御世話になっていたマッサージ機を手放すことにしました。
もともと、このマッサージ機は何故私の家にあったかと言いますと、もちろん、マッサージ機が私にとって必要な物であるという認識があったから購入したためです。
具体的には、私が社会人になる時に買いました。
当時は、労働で疲れてしまった時用にマッサージ機があるとよいという情報をネットで見つけたため、マッサージ機があった方が良いのではないか、と考えていました。
たまたま見かけたサイトで「僕のような働き盛りのおじさんには癒やしとしてのマッサージ機がないとつらいんです」というような文言が書いてあったことから、
「やっぱり、疲れてしまう分しっかりと体力を回復させるだけのグッズがないとヤバいんだ!?」と思っていたのもあります。
それに加えて、私の勤め先はとにかく忙しいということで有名なところだったので、入社前はそれに対して戦々恐々としていたということもあり、それに対する強い危機感から体力回復に関係するグッズを揃えまくっていました。
そして、実際に入社後はこのマッサージ機が大活躍していたのです。
外出すれば、マッサージをしてもらえるサービスを受けられるところはたくさんありますが、当時は仕事が忙しくてその外出する時間すら惜しんでいたので、必然的に家の中でマッサージを受けないといけないという観念が強くありました。
したがって、労働で蝕まれた身体を癒やすためにこのマッサージ機が必要だったのです。
そう、必要だからこそ買っていたのです。当時は。
しかし、段々、このマッサージ機の活躍の場は少なくなっていきました。
何故かというと、これはマッサージ機を必要とする動機と関係します。
すなわち、マッサージをしてもらいたいときとは一体どんな時であるのか、と考えてみて欲しいのです。
それは、労働に疲弊し、ストレスを感じてしまったときではないでしょうか。そして、十分な睡眠時間を取ることができなかったときではないでしょうか。
そう、そもそもの話、①ストレスの源を軽減してしまう、②ストレスから回復させる他の手段が有効的にある場合、にはマッサージ機のような癒やしグッズというのはそもそも必要ないのですよね。
これはマッサージ機に限らず、お酒や飲み会にやたらと行きたがる人にも似たような所はあると思います。
そもそも、労働で過度なストレスを感じていなければ、「飲まないとやっていられない」という気持ちになんてなりません。
労働者に対して、「自分なりのストレス解消手段を見つけましょう」などというもっともらしいレクチャーがなされることがありますが、そもそもの話、ストレスの元を絶つ方が明らかに話が早いのです。
アーリーリタイアしてしまった人などが「思ったよりも支出が少なかった」と語ることがありますが、これは上記のようなマッサージ機や酒などの労働者の癒やしグッズ、すなわち労働から受けてしまったストレスを解消させる手段の分にお金が必要なくなるためです。そもそも労働から受けてしまうストレスがないという状況があるためではないでしょうか。
このように、実は労働をすることそのものから発生するストレスを解消する手段のためにお金を使用しなくてはいけない、という見えないコストを労働者は半ば強制的に支払っているということに気づく必要があります。
そして、身体が疲れてしまった際に真っ先に効果があるのはやはり睡眠なのです。
この睡眠時間を事実上削られてしまうほど、労働で疲弊していると、睡眠以外の手段でストレスを解消したり、疲労を回復させる必要があるため、その分癒やしグッズや栄養ドリンクなどにお金を支出させられることになるのです。
労働者がストレス解消手段として真に頼るべきは、マッサージ機などを始めとする労働者の癒やしグッズではなく、睡眠なのです。
そして、労働によるストレスをそもそもなるべく受けないようにする、という試みが大事になってきます。
この一見して厳しい課題に対しての一つの策は、やはり少しずつでも良いので経済的自由の達成度を上げることだと私は考えています。
そもそも生活のために労働しなければならないという弱みが労働者の方にあるため、Fuck you moneyを発動させることができず、すなわち断る力がないために、自分の納得のできないことをさせられることをしぶしぶ受け入れてしまい、これによってどんどんストレスをためていくことになるのです。
そして、これによって、飲み会に行って同僚と上司の愚痴や顧客の愚痴を話すというありふれた光景が生じることになるのです。
この悲しみのループから脱する必要があります。
完全にリタイアできるレベルまで資産形成をする必要がありませんが、Fuck you moneyを発動できるような状況まで持って行けるとかなり気持ちの上でも楽になるはずです。
そして、このような形でどんどん労働者として被る強いストレスが軽減されていくと、マッサージ機のような労働者の癒やしグッズは不要になるのです。
そして、私の考えは、不要な物が家の中にある=都心の高い空間を無駄遣いし無駄に高い家賃を支払っていることに他ならないので、身軽になるために不要な物は手放すことにしています。
そうすれば、次に引っ越しする際には、無駄な空間を必要としないため、賃貸物件の選択肢が広がり選べる立場になりやすいです。
こうして、都心に住んでいるが故の家賃の苦しみを少しずつ軽減することも可能になり、更に身軽になります。
そうすると、さらに家賃の支出も減りやすくなるため、さらに経済的自由の達成度が高まるという好循環が始まります。
このように少しずつ自由の欠片を集めるための行動を行う事が、私の人生をより生きやすくしていくのではないか、少なくとも私はそう考えています。
勤め人向けの癒やしグッズで部屋の中が圧迫されている人や、生活が圧迫されている人は上記のように、そもそも自分が労働者として置かれているそもそもの構造に着目してみて、根本的な対策はできないのか?と考えることが良いと思います。