一つの物差しだけで物事を見ると思わぬ落とし穴があったりします。
例えば、
年収400万円
という語句を見て、人々は色々なイメージを頭の中で巡らせることでしょう。
あなたはどのような状況を想像しましたか?
今までの生活で正社員などのフルタイム労働しかしてこなかった人は、
1年間休みがほとんどない状態で働き続けて年収400万円
という状況を真っ先に想像するでしょう。
しかし、世の中には、株式投資で生活している人や家賃収入で生活している人というのも存在します。
いわゆる不労所得です。
彼らにとっては、
1年間働かなくても年収400万円
の状況を想像することになるでしょう。
また、あるいは自営業者の方の場合、
例えば、月単価200万円の仕事を1月と2月にすべて済ませてしまうことによって、残りの3月から12月までの期間を働くことなく年収400万円を達成することが可能になるため、
1月と2月だけ働いて、残りの10か月は働くことなく年収400万円
の状況を想像することもできます。
この場合、月収200万円を名乗ることも一応可能になりますね。
これらの事例から見るとわかるように、
同じ年収400万円でもその稼ぎ方によっては全くその生活態様が異なる場合がありますね。
具体的には、
自分が自由に使える時間
が全然違ってきます。
いわゆるフルタイム勤務の人は、
「あ、なんか面白そうだから、3月と4月はシンガポールとかに4週間ぐらい旅行しに行こうかな」
といった発想にはなりにくいのですが、
家賃収入や配当金で生活している人などはこのような計画を即座に実行に移すことが可能です。
このように聞くと、
1年間ほとんど休みなく働き続けて年収1000万円
の人よりも、
1年間働かなくても年収400万円
の方が額面年収の数字は小さくとも豊かである可能性すらあるのです。
生まれつきの大富豪などを除けばこのような少労所得や不労所得を得るのは大変ですが、それを得られれば得られるほど「時間持ち」になる可能性が近づきます。