道端を歩いていると、何かキラリ、と光る物を見つけて嬉々として近づいてみた経験はありませんか?
しかし、実際に近くまで行って光っている物を見ると
ただのビニール袋だった
ということもよくあります。
私たちはどうしても目立って見えるものに目を奪われがちですが、それがすべて価値がある物、すなわち金であるとは限らないのですね。
このように、外見上は一見価値があるように見えても、実際には価値がないことはよくあります。
同じようなことは転職など、様々な人生上の意思決定においても言えます。具体的には……
- 高給与の仕事に求職して、給与以外の条件が見落とされる例 転職時には、給与は重要な要素の一つであり、高給与の仕事に求職することは多いです。しかし、高給与だからといって、必ずしも最適な職場とは限りません。例えば、長時間労働やストレスの多い職場は高給与であっても、健康や生活環境を犠牲にすることになるため、本当に自分に合った職場かどうかをよく考える必要があります。
- 大手企業に就職することが全てではない例 大手企業は、就職先として一定の安定性があり、高い福利厚生やキャリアアップの機会があることが魅力的です。しかし、大手企業に勤めることが必ずしも全てではないこともあります。例えば、大手企業に勤めている間に、自分が得るべきスキルや能力を十分に伸ばすことができなかったり、個人の責任や裁量が少ないことがあるため、自分にとっては成長が見込めない場合もあります。そのため、自分に合った職場を選ぶことが大切です。
以上のように、転職においても光って見えても金ではなかったということが当てはまる例があります。
また、似たようなことは未経験の分野に転職を検討する際にも言えるでしょう。
未経験の職場に魅力を感じることはよくありますが、実際には自分の経験を活かせる職業の方が、自己成長やキャリアアップの機会が多く、働く上で充実感を得られることがあります。
例えば、未経験の分野に挑戦する場合、学習やスキル習得に時間を要するため、最初は成果が出にくいという課題があります。
一方、自分の経験を活かせる職業では、過去の経験をフル活用することができ、スピードアップが期待できます。
例えば、以前の職場で得たコミュニケーション能力やリーダーシップ経験を活かすことで、新しい職場でも早く業務に慣れ、成果を出しやすくなるでしょう。
また、自分の経験を活かせる職業に就くことで、自己成長やキャリアアップの機会が多くなる可能性があります。
自分の得意なことを活かすことができる職場では、成果を出しやすく、その成果が評価されることで、昇進やスキルアップの機会が得られることがあります。
逆に、未経験の職場では、最初はスキルが不足しているため、成長や昇進の機会が限られる可能性があります。
以上のように、自分の経験を活かせる職業の方が、自己成長やキャリアアップの機会が多く、働く上で充実感を得られることがあります。
未経験の職場に魅力を感じた場合でも、自分が今まで培ってきたスキルや経験を生かせる職場を探すことが、自分にとっても職場にとっても最良の選択になるかもしれません。
特に、キラキラした業界に関心が湧いた場合には、ダイレクトにその業界に行くよりも少しずつ適切なステップを踏んだ方が成長しやすい場合もあるのです。
光って見える物、キラキラしている物に私たちはついつい目を奪われがちですが、実際に近くに行ってみてみるとそれは金ではなかった、そこまでの価値はなかった、ということはよくあります。
大きな決断をする前には慎重になることも重要でしょう。